ライトノベル『涼宮ハルヒの分裂』

涼宮ハルヒの分裂 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの分裂 (角川スニーカー文庫)

約1年弱の間があいた形。
久々の新刊だが、最初の100ページはスニーカー4月号で読んでいるので、まぁ読み返しとなるわけだが、それを引いても、かなりのボリュームがあった。
だが、長く待たされた分だけ、この「分裂」にはちょっとだけイマイチな部分もある。

まずは佐々木さん。スニーカー先行掲載で○○であることは薄々気づいていたが、予想通りだった。
しかし、本編で古泉が読者に暴露するのが、100ページ先行に掲載されてない部分のわずか後。
このネタもう少し引っ張ると面白かったのかも知れない。
それからその佐々木さんの文章イメージと、のいぢ氏の絵がギャップが大きかった・・・。
絵はあれでいいんだけど・・・・。なんていうか、あの挿絵のキャラであの台詞回しは合わないなぁ・・・。予想が出来なかった。

次の驚愕に続くので、物語は途中で終ったが、?な部分が多すぎかもしれない。
次の「涼宮ハルヒ驚愕」である程度回収できれば問題ないけど、そのための「涼宮ハルヒの分裂」であるなら、「涼宮ハルヒの驚愕」を読まないと、まだこの作品の本格的評価はちょっと低めになってしまうのもやむをえないか。
涼宮ハルヒの驚愕」発刊して読んでから、もう一度読み直してみるのがいいと思う。
評価:★★★☆