ライトノベル『マリア様がみてるマーガレットにリボン』

今回は短編集。
しかも書き下ろしの短編集。

蓉子、江利子、聖 3人の隠れたエピソード。
3人それぞれ挿絵がついてました。

志摩子の兄ではなく父の話。
マリ見てではめずらしい、男性視点の話ですね。
志摩子の家庭環境を掘り下げる作品です。

祐巳未来日記
蟹名嬢と瞳子のはなし。

そして青い傘の冒険。
物語上では9ヶ月ほど前の話だけど、現実には2年ぐらい経ってませんか?
まさか今頃こんな話が出てくるとは。

ひとつひとつが読み応えばっちりです。

そして今野先生といえばあとがき。
読者への問いかけなのか、話しかけているのか不明ながらも、面白い。
ところで、気になるフレーズがあった。

祐巳・祥子編もそろそろゴールが見えてきたといったところでしょうか」

ということは続くんですか?
いよいよ祐巳紅薔薇さま編がスタート?

評価:★★★☆