ライトノベル「アスラクライン10 科楽部カイメツ」

アスラクラインの短編集って、話自体は独立しているのだが、時系列に並んでいたり物語の鍵になったりしておくが深い。
この10巻は前回の短編集とリンクしている。


前の9巻で、環緒さんと出会ってからの続きの話。


「とうとう見つかった」


という環緒さんの台詞を言ったあとの行動は早かった。
なんていうか、操緒をそのまま大人にしてしまった感じというのは分からなくもない。
とにかく何かから逃げる環緒さんとその一行。
そこに襲ってくる真日和と鳳島妹に元操演者の仮面の女。
圧倒的な戦闘能力を持つ元操演者の前にピンチに陥る智春たちだが・・・。


最後はなにもかも終わりにして、リセットかけるという壮大な「オチ」が待っていた。


それはいいのだが、この展開かなり引いた人も多いかなと。
私も「え?」とか思ってしまった。
面白くないわけじゃないが、ここにきて衝撃の展開。
いくらなんでもやりすぎかな。
ちょっと強引過ぎるとは思いましたが、物語の展開上一巡目の世界は切っても切れないので、何がしかの形で一巡目の話はあると思ってはいたが・・。


色々な意味で衝撃的であったが、多少強引さも感じた展開。
評価は色々分かれるところでしょう。
アニメも決まったので、今後の展開に期待します。


評価:★★