2009年ライトノベルはどうするべきか?−富士見ファンタジア文庫編−

今回は第3弾「富士見ファンタジア文庫」編です。
なお、毎回のことですが個人的な希望と妄想は否定できませんので、適当に読み流してしまってもらって結構です。


まずは2008年の富士見ファンタジア文庫オリコンランキング作品一覧

レーベルではTOPの電撃のわずか1/5程度。
ほとんど売れ線はレギオスという状態。
では、ここから富士見ファンタジア文庫はどう進むのか
・電撃のようにローテーションを
前回の角川スニーカーと同じく、ローテーションを組ませる。
第1回の電撃文庫編で書いた『電撃作戦』の富士見ファンタジアバージョン。
少なくとも作品点数が少ない角川スニーカーよりは望みがある。
・軸となる作品はやっぱりレギオス
とにかくレギオスは今が絶好調。
アニメも放送中のため、2009年はこの作品を軸にすることは間違いない。
しかし、1年間を無事にやるには軸となる基幹作品が5作品ほしいことは前に書いたとおり。
幸いにも、生徒会の一存シリーズが2009年に入ってから絶好調となっている。
今では5万部近くを初動で売り上げるまでになっている。
そして、鏡貴也先生の作品も、非常に好調。
伝説の勇者の伝説以外に、いつか天魔の黒ウサギも2万部はいけるところまで位置している。
そして、魔法戦士リウィとリアルバウトハイスクール
これで、一応5作品。
これらで、刊行基幹がかぶらないようにローテーションを組んでみよう。


・基幹を支える補助的な作品をそろえる
次に1万部程度の売り上げが見込める作品を、毎月2冊は送り込みたいところ。
ここの1万部作品と言うのは、軸となる作品よりも重要な位置にいる。
この中から、次の基幹作品が生まれる可能性もある。
ここは10〜12作品ほしいところ。

まずは「スレイヤーズ
今でも一定以上の人気が見込めるラノベ界の重鎮ですね。
富士見書房の強いところはここですね。


「火の国 風の国物語」
地味ながら、人気があります。


「BLACK BLOOD BROTHERS」
一度はアニメになっている作品。


「七人の武器屋」
何気に地味でいい作品ですよ。


影執事マルク
最近、徐々に人気が出てきているようです。


「覇者の三剣」
それなりに売れているみたいです。


「ハイスクールD×D
徐々に人気が出てきている模様。


以外に
幻想譚グリモアリス封仙娘娘追宝録、灼熱のエスクード、黄昏の詠使い、量産型はダテじゃない!


いけるんじゃないですか?富士見ファンタジア。
これに新人「木村心一」「橘公司」をじっくり育てる。
かなりのラインナップじゃないですか(笑)
しかし、ここで気がついたが富士見ファンタジアには『萌え』を担う作品が少ないことに。
2月に『ぷっしゅ!』が刊行されたが、この系統の作品は少ないですね。
正直『ぷっしゅ!』が刊行された時は、富士見書房どうしたのかと思いましたが、じつはタイミングはばっちりだったように思えます。
これと「H+P」「SH@PPLE」で3作品?
それでも足りないかな。
『ぷっしゅ!』とまで行かなくても、あと3作品は同系統の作品を用意したほうがいいでしょうね。
全部で6作品くらいはほしいですね。


はたして、これで月平均10冊ペースでローテーションが組めるか?
電撃が15作品/月ペースだからなぁ・・・。


と、思っていた矢先、富士見ファンタジアの4月刊行予定が出ました。
なんと12作品。
しかも、見た感じ結構強力なラインナップです。
しかも新シリーズ2作品。
これは、富士見書房の新たなる挑戦でしょうか?
しかも、レギオス、リアルバウトハイスクール、リウィがラインナップに入ってないのに、この刊行数はすごいです。
これなら結構いいところまでいけますね。
ただし、来月以降もこのペースが保てるかどうかですが・・・・・・。


富士見ファンタジアはリニューアルを進めていますが、4月以降はいよいよ攻めに出る予感がします。
2009年は富士見ファンタジア復権となるかどうか?