ライトノベル『ミスマルカ興国物語5』
大東京王国に入ったマヒロは、王の情報をもとに、紋章があるという忍者の隠れ里に向かう。
- 作者: 林トモアキ,ともぞ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/09/01
- メディア: 文庫
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しかしその頃、大東京王国を陥落せんと、強力な武力を誇る天魔将を引き連れ、帝国三番姫のルナスも上陸を果たしていた!!
風呂敷が・・・広がっていく・・・
著者自ら認める風呂敷の広げっぷり。
今回は特にそれが目立ったかな。
そのため、5巻にもなって今更な説明が多かった。
ミスマルカ物語上での科学技術レベルとか、宗教国家の状態とか・・・。
さりげなく、あのシスターは重要なことさらっと言ってしまうし、パリエルの秘密もあれだし、なんか大東京王国にはバランス無礼カーがゴロゴロいるしw
4巻にも出てきたとてつもないバランスブレイカーのランディルディと互角の人がまた2人と出てきてしまうし・・・。
それに、ルナス皇女殿下もなにげに強いし、その配下の三剣の一人もとてつもない戦闘力だ。
だが、今回登場した新しい人含めて天魔将はダメダメだぁw
帝国のギャップが激しすぎなのが、面白いのか痛いのか分からない味付け。
ここは今後も見極めが必要。
正直書くと、今回の5巻は足踏みしたかな。
その分物語の進みもちょっと遅めだし、少し面白さが失われたし、マヒロと帝国の絡みも意外と少なかったのでその辺りのやり取りも無かった。
そして、一番痛かったのは
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ゼンラーマンの出番がなかったとかww
どこの誰かは知らないけれど、誰もが皆知っているゼンラーマンw
彼が出てこないと、この物語イマイチ盛り上がりが・・・。
いや、出てこないのが普通なのかw
いままでが、奇妙なノリ(林トモアキらしいノリね)ながらもそれなりに面白かっただけに、この停滞感と風呂敷広げの急展開はちょっといただけなかった。
しかし、それほど愕然としたわけではないので、次でどうなるかに期待します。
それと、ゼンラーマンマスクデザイン募集には吹いたw
一時のスニーカー編集部では考えも付かなかった企画だな。
スニーカーも変わったな。これはこれでいいがw
総合評価:★★★☆