ライトノベル『かぐや魔王式6』
平和(!?)な日常が過ぎる秋。
- 作者: 月見草平,水沢深森
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2010/02/23
- メディア: 文庫
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腹黒優等生・錦織が万全を期して挑む「生徒会選挙」が刻々と迫っていた。
現生徒会長の美紀の信頼も得て、全ては順調のように見えた……輝夜真央の暴走さえ食い止められれば!「私も選挙に出馬する」とか言い出した輝夜をなんとかなだめすかしたものの、錦織の前に現れた最強のライバルは美少女転校生、弓削満月だった!!!!
腹黒vs腹黒
まず最初に言っておく。
著者、絵師、MF文庫J担当の3者連合の策略によって、完全に騙されました!!
この展開について、これっぽっちも前ふりがなかったし、絶対にえ〜〜〜となる展開だな。
どうなったかは、作品を読んでください。
内容の方ですが、新キャラ満月の個性の強さと魅力でいっぱいでした。
個性が強いキャラというのはラノベでは表に出まくりの様相を呈しますが、このキャラもその通りの展開。
この作品タイトルこそ『かぐや魔王式』ですが、ヒロインかぐやは完全に影が薄かったです。
いつもなら明るく前に出てくる六道もしょんぼり。
しかしまがら主人公の錦織は、このキャラの登場でいろいろ不利になりながらも6巻では逆に印象に残るような活躍をしたような・・。
空振り気味だが出番は多かったし、何よりもあの不思議な能力について予想だにしなかった展開が。
なんというか、主人公意外と深いところまで突っ込めたの・・・かもしれませんw
転校してきてばったり出会った幼馴染フラグ。
それを駆使して主人公を振り向かせようと苦戦する新キャラとってもかわいい満月。
これだけこてこての展開で、最初に書いたえ〜〜〜という展開。
今回の魔王式は結構よかったと思います。
あとはいまだになぞな部分が多いヒロインの部分が今後どう表わされるのか。
今回登場した満月は今後どう絡むのかww
そして新たなキャラクター性を開花させたあいふぉんが突き進む道ww
これらがうまく出てくれば、結構いい作品になるのでは?
総合評価:★★★★