巨竜城塞のアイノ

巨竜城塞のアイノ (HJ文庫)

巨竜城塞のアイノ (HJ文庫)

異世界改編ファンタジー


S.A.S以来の読了です。
本当に久しぶりに読みました、この作家さん。
基本ノリは一緒ですが、今度は異世界飛ばされ系の文化レベル向上ファンタジー


主人公は科学を通じて技術者になりたかった少年。
そんな
少年はある日突然、西洋ローマ帝国時代と同レベルの文化水準で古代魔法がかろうじて残る異世界に飛ばされた。
そこには数々の発展の余地ががありながら、非効率、非科学的、非人道などがまかり通る世界。
そんな世界にやってきた主人公は、落ちた先の王女アイノに偶然拾われた。
彼女のために自分の持てる能力を駆使して、王国を守る主人公が最初に編み出したのはパンティー!!
下着をつける文化がないこの地で、下着がいかに人類の偉大なる発明かを問うのはいいが、やたらパンツに固執する作品・・・・ではありませんよ。
もっとこの後に大きくすごいものを作っていきます。


そしてこんな時代だからこそ避けられぬ戦争に巻き込まれ、主人公とアイノはどう立ち向かっていくのか。
一冊に上手にまとめた異文化水準レベルの底上げの話は、いままでいろいろありましたが、おれは結構いいですね。
この先、彼が何を発明し、何を構築していくのかが見所です。


総合評価:★★★☆