真サムライガード2 謎はだいだい溶けた……って、溶けちゃダメだろ!?

箱根で引退した大物政治家の護衛任務についた愛香と毬藻。
あまりのエロジジイぶりと、エロメイドコスチュームに参った愛香だが、あらたな任務は人気ラノベ作家の護衛。
しかも男装で・・・一体、今回の任務はどうなるのか


前回から、警護寮を狙う組織そのものが登場して緊迫感に包まれましたが、今回はその緊迫感はなんのその。
わけのわからない護衛任務に、絵師が変わったために今後はお約束になるのだろう、何がしかのコスプレww
そして、毬藻が別任務についたため相方が男の娘という、サムライガードシリーズを読んでいたころは全く想像もできなかった展開にw
本当にこれがサムライシリーズの続編なのかと思うような感じになった。
そして清海がいなくなったためツッコミ不在なうえに、ストッパーの毬藻の不在ときたもんだ。
おかげで愛香の果てしない暴走が続くことに・・・。
前半は・・・というより、1冊のうち約80%は愛香の果てしなき暴走に関するなぞが"溶ける"あやしい迷探偵ぶりを発揮する内容と、ラノベ作家関連身内の暴露大会の様相を醸し出しています。
逢○先生はマンション買ったんですねww


なんか、どうしようもなく変わってしまったこのシリーズ。
7巻まで積み上げてきた物が真シリーズに入って、いとも簡単に崩されて新たに積み上げられていく感じがします。
7巻までやってきたのですから、この真シリーズも7巻まで良ければきっと定着すると思います。


その新たな積み上げは1冊の残り20%に当たる部分。
こちらは他の80%とは打って変わって、警護寮に敵対する組織との緊迫感あふれる展開。
多少の犠牲者も出る、まさに今後の緊迫した展開を予見させられるだけに、これ以降はこの展開が20%から30%、40%と増えていくのだろうと思います。
そして、舞阪先生の筆力が加われば、清海不在のツッコミ力不足と絵師の変更による違和感も次第に和らぎ、きっとよくなると思うのですが、次で20%のシリアス部分が10%に減ったらどうしようww


総合評価:★★★