恋のキューピットはハンドガンをぶっ放す。

比嘉財閥御曹司の下に新たにやってきた護衛は、まだ15歳の少女。
そんな彼女が戦場経験を活かした恋愛マニュアルSLPを駆使して、御曹司の恋のキューピットになる。
しかし、その内容はとんでもないものだった。


まぁ、内容からしてまともな恋愛指南になるはずもなく、どちらかというと恋愛至難と言うことですね。
とにかく、いっていることは一見まともそうに思えるのだが、その実行内容はとてつもなくひどいもので、さらに御曹司自身の問題もあって、散々たる結果になります。
この作品このギャップがウリなんだろうけど、そこまで面白かったわけでもないが、悪くもなかった。
観点はまぁいいので読む側としてはまったく問題はない。
できればせっかくのウリの部分は更なる一ひねりがほしいところだが、一定以上の面白さは感じ取れました。


物語は御曹司と護衛の少女の馴れ合いで進んでいくのだが、ちょっとした伏線が張ってあったのだが、その回収はちょっとあっさりしすぎていたと思う。
もう少しこちらにも厚みを増したほうがよかったかもしれない。
最後はきちんと終了させて、無事終了しましたが、物語的にきれいにすっきり終わったので、この路線では今後続けるのは不可能になってしまいます。
この作品これでおわりなのかな?


基本はしっかり抑えつつ、展開もそれなりにこなした比較的良作かなと思います。


評価:★★★