虚構新聞の騒動がかなり大きく

「虚構新聞」騒動 どう見る

今回の記事・・・もといネタの「橋下氏・・・」のヤツですが結構騒動が大きくなったようです。
私は例の"円周率騒動"の前からの購読ですので、というより最初から読んですぐにネタだとわかったが、もっと広がるとそうもいかないようです。
虚構新聞といえば

萌えの起源は平安時代
円周率割り切れる
Twitter、17文字に

そして今回の橋下氏のネタと、たびたび騒動になりますが、いずれも虚構新聞を真に受けた人から起こる問題。
しかも4回もやっていまだにネタと分からない人もいるのかと不思議に思うところでしょうが、やっぱりそういうものなんです。
知らない人は知らない。
前にこんな日記を書きましたが、

常識だと思っていても、知らない人は知らないんだな

これは、内容がちょっと偏っていますが、本当に知らない人がいるし、ちょっとしたネタでも真に受けることが実際にあり得るということですね。
しかしながら、ここまでは別にそれほど問題ではありません。
問題なのは、その情報の拡散です。


昔、地方の銀行が何気ない噂から倒産寸前という噂になり、お金を下ろす人が続出した騒ぎがあります。
これも、今回の虚構新聞と似たようなこと。
これは地元の電車内で、女子高生同志のどこに就職しようかという雑談の中で「◎◎銀行って(規模が小さいから)なんか不安じゃない?」という内容だったのですが、その場で聞き耳を立てていたおばさんには「◎◎銀行が倒産寸前」ということになり一挙に広まったわけです。


虚構新聞とこの銀行倒産のうわさが違うのは、その情報の拡散スピードと情報伝達範囲。
この銀行倒産の話の時代はパソコンが一般家庭に浸透する前の時代の話で、当然インターネットも携帯電話もありません。
しかし、虚構新聞は最初からネタと思って流した記事でもネット上で、公開されたらいきなり全世界の人が見れます。
また、その記事の拡散もネット社会である現代、とても速く広がる範囲も広くなった。


さらに、虚構新聞のネタ内容もちょっと問題があったかもしれない。
今回はいつもお約束の橋下知事ネタだったが、こちらではなく小学生対象というのがまずかったのではないか。
今では小学生でも簡単にネット接続できる時代。
小学生というのを対象にした記事のため、理解力がまだ未発達の子供の中には、真に受ける人も出てくるかもしれない。
それと、今回の騒動もそうなのだが、虚構新聞の記事だと認識できるかできないかにかかっています。
それはどういうことかというと、先の銀行騒ぎと一緒で、真に受けた人の半分以上は「また聞き」であるということです。
今風に言うとTwitterなんかで拡散されたのを見たりしたものをさらに拡散・・・・
となると、たまに元ネタへのリンクが切れている場合があるんですよね。
だから「虚構新聞」ネタだと分からない人は結構多いのです。
もしこのうち出所が虚構新聞ということが分かれば、真に受けた人は「あああそこね」と分かったかもしれない。
しかもその拡散範囲が広くスピードが早ければ、そのネタの出所がどこかということを調べないだろうね。


虚構新聞も今回の騒ぎについて今後変える方針はないようだけど、そろそろ何か手を打っておかないと、次あたりはひと騒動どころではすまなくなるかも。
とりあえず、実在人物の記事と対象者が子供や老人のネタにはまず気を付けた方がいいかも。
ちなみに私の妻は、Twitter17文字を真に受けたww


それ以上に



虚構新聞の本発売もネタと思っていた私も、ある意味真に受けた人間の一人か?ww