ライトノベル『舞-乙HiME列伝 アヤネ降臨篇』
舞‐乙HiME列伝(マイオトメ・サガ)―アヤネ降臨篇 (徳間デュアル文庫)
- 作者: 沢上水也,久行宏和,橘セブン,矢立肇
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2007/02
- メディア: 単行本
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ヒロインはアヤネ・ハザクラ。
子供の頃に自分の所に亡命してきた少年との誓いを果たすためにガルデローベに入るところから物語りははじまった。
作者の沢上氏はGA文庫でシャムロックシリーズを書いているが、シャムロックは4巻中3巻まで読んで、正直今一歩という感がある。
しかし、この「舞−乙HIME列伝」は秀作に値する作品だ。
舞乙HIMEというTVアニメ等での世界観が構築されているため、ある意味「公認の二次創作」といえなくもないが、二次創作だって面白くするかしないかは作者の筆力による。
作者が舞乙HIMEの世界観を理解し、使いこなしているから、ここまで良い作品になっているのだろう。
TVアニメ「舞−乙HIME」を知っていて、面白いと思ったなら迷わず「買い」だ!!
損はないと思うよ。
できれば、シャムロックもこの勢いで書き込んでほしい。
そうすれば、あれも設定自体は結構良いと思うので、もっとよくなるだろうと思う。
評価:★★★★