ライトノベル「きゅーきゅーキュート３」

きゅーきゅーキュート!〈3〉 (MF文庫J)

魔界のフォンターナ公爵家６６７番目の娘と、カオティックリアルであること以外は普通の人間が主人公のラブコメ第３弾。

「キュート、スイート、毒舌丸」組。「理刀、巴」組、亜威姉妹の３組に分かれてそれぞれの体験をばらばらに書かれているのだが、それぞれの想いが交錯している。
キュートとスイートは人間との恋愛について、理刀は内気な巴の心を和まし開こうと大奮戦。
亜威妹は脱姉を目指し、亜威姉は妹フェチぶりを発揮。
それぞれにそれぞれの結末が用意されており、なかなか良い仕立てになっている。

理刀とキュートの進展は全くなかったが、今回はよかったと思う。

フォンターナ家６７番目ゴルゴンゾラ、６８番目パルメザンのツインズ姉妹。３８番目のネクロ。３番目のリィザ。いずれも良い味出してきました。リィザとツインズ姉妹は今回初挿絵がありました。

あとは長女スキュースの登場のタイミングと挿絵も重要。ここまでものすごい能力と容姿が説明されているので、登場のさせ方が難しくなりそうだ。
しかし、このスキュースの使いようではこの作品、かなり大化けすることは間違いない。
巻を追うごとにどんどん面白くなっていきますね。
いずれはＭＦを代表する文庫。そしてキュートは日本を代表する「ツンデレ」キャラに成長するでしょう（笑）

評価：★★★