大阪府11年ぶりの黒字へ 橋下知事表明

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いろいろな記事が出回ってますが、大阪府が黒字化の見通しらしい。
しかも、黒字分を借金に充てるという異例の措置。
これには大阪府民も、みなさん驚きと笑みを隠せないようだ。
しかし橋下さんは良くがんばりましたね。
ただ、私の感性から言わせてもらうと
たいしたことはない
リンク先のFNNニュースの記事が特に参考になるが、

職員に対しては、コピー1枚についても、コスト意識を持つように大号令をかけた。

いまさらこんなことをやってもね。

人件費担当「大阪府府民の生活を守るため、大阪の教育をよくするためにやっている。赤字であって当たり前なんです」
橋下知事「それは府民を冒とくしています」

そのとおりですね。
大阪府民の税金でやってるのに「赤字でいい」なんて思ってるのは変だと思います。

東京都石原知事「そりゃ大したことだね。(並大抵のことではない?)そりゃそうですよ。東京だってそれをやってきたんだからね。国はやらないじゃないの」

石原知事も絶賛してますね。


さて、先に「たいしたことはない」と書きましたが、ここに書いてあることは、われわれ民間では10年以上も前から普通にやっていることです。
私の会社はコピー用紙は枚数記録してますし、社内用の書類は絶対に使用済みの紙の裏に印刷です。
しかもA4を2枚並べてA3にして、コピー回数を1回にして、そのあと自分できります。
ましてや赤字でいいなんて誰も思ってない。


ここまで公務員と民間人の意識の差は明確になっています。
正直公務員の人たちは、自分たちと民間にどのくらいの温度差があるか分かってませんね。
だって倒産しないんですから
きっと来年度は大変だ。
危機感を持ってないのですね。
黒字になった大阪府は当面安泰だろうが、はっきり書きましょう
赤字自治体の公務員の首切りが、来年度から始まると思う


赤字になったら、企業はもう持ちません。
日産、東芝ソニーなどが赤字になったら一体どうなるか。
すでにご存知のとおり日産は正社員の首切りを開始しました。
トヨタはその威光から社債発行でしのげる気配がありますが、他の大企業も赤字を凌ぐ気でがんばってるし、その手段が正社員の賃金カットと正社員の首切りです。
ソニーなんかはとんでもないことをすると思いますよ。
たぶん事業部ひとつ丸々停止して、そこに所属する従業員削減なんかやりそう。
その事業部はPS3ウォークマンか・・・。


これらの企業が、人のいないところの電気を切ったりエアコン使わなかったり、紙一枚を管理したりしてもこの有様なのに、自治体がこの調子じゃとっくに倒産してるね。
自治体だから倒産しないだけ。
こんな状況下で、橋下知事はこの当たり前のことを実施しただけです。
だから、やっていることはたいしたことでないのです。
すごいのは、それをやろうとしない人たちにやらせたこと。
これは橋下知事の我慢と手腕に、ただ賞賛を贈るだけです。


さて、元タレント弁護士に結果と手腕を見せ付けられた、本来の政治のプロの国家行政の政治家達や、他の赤字自治体はどうでるでしょうね。
やることやれば財政建て直しもできると、証明されてしまった事実が出てしまった以上、今のやり方が日本国民の理解を得られるか大変です。

「ちょっと気を抜いたら、わっと財政のたがが外れますよ。それは倒産することがないから。職員の覚悟が見えない国がね、府に『金出せ、金出せ』っていうことには、これはまったく応じられないですね」

そうです、じゃんじゃん言ってやってください。
橋下知事は、これからも大変でしょうが、がんばってください。