ライトノベル『俺の妹がこんなに可愛いわけがない3』

俺の妹・桐乃が、どうやら創作活動に目覚めたらしい。ところが、桐乃の書いた小説(ケータイ小説?)とやらは、同じく同人で小説を書いている黒猫にとって理解しがたいものらしく、案の定、口論になっちまった。まあ、小説の作法云々にサッパリな俺にとっては、どっちもどっちだと思うんだが……。
 その上、何を間違ったのか、桐乃の好き勝手に書いたケータイ小説がネット上で話題を呼んで、出版社からオファーが来たっていうんだから、俺はただただ驚くしかない。
 というわけで、何事にも全力な桐乃が、今回発動した“人生相談”によって、俺は、よりにもよって妹と、クリスマスの渋谷の街に繰り出す羽目になっちまった──!? って桐乃! さすがにその場所は兄妹で入っちゃマズイだろ!!

前半はこれでもかというくらいの笑いを取るパート。
黒猫とのアニメ鑑賞会が状況的にも、アニメの内容的にもシュールすぎてw
なんで妹の友人と見たくもないアニメ見るのかという点は同情しますよ。


地味子こと田村家の人々は、オタクとは無縁のはずの普通の人たちなのだが・・・
なぜかこの人たちの絡む話は、パラレルワールドに来てしまったようだ。
うんうんきっと、パラレルワールドで間違いないんだw。
桐乃とお兄さんの関係のほうがよっぽど現代チックな感じがするよね。
田村家の人は昭和初期を思わせるアットホームな雰囲気だね(ちょっと変態&天然入りw)


そして後半が今回のメインの話だが、ここはいろいろカットした部分も多いようです。
作家志望者はよく読むといいかもしれません。
でも編集の『ぶ〜りん』さんってなんか微妙な人だよね。
実際にいなさそうなんだけど、いるかもしれないから怖いw
編集と持ち込みのやり取りは実際こんなものだろうけど、持込ってそんなに多いのか?
少なくとも電撃はやってないだろうな。


物語のキモとなる部分はネタバレになりますので、ここでは書きませんが、3間は2巻よりもさらにパワーアップしていると思います。
評価:★★★★