咲-Saki-第5話『合宿』に出てきた麻雀用語の解説

咲-Saki-第5話『合宿』に出てきた麻雀用語、および第5話であった麻雀独特の現象の解説です。

番組開始8分17秒〜9分57秒

久『ネットにはないリアルな情報に惑わせている。〜〜〜牌の情報以外が見えない相手と戦う』

これは前に日記で書いたこれがまさに関係してます。
雀士って、プレースタイルが3種類にわかれるらしいね
咲は感性派雀士、和は理論派雀士ですが、それぞれのスタイルによる弱点を竹井久が指摘しています。
理論派の強さはその自分のペースを保つこと。
和はリアルで打つと意外と弱いのは、リアルの対局では牌以外に情報が沢山あるからです。
相手の癖とか場の流れ、そういった情報を遮断して相手に悟られないように打つのが理論派の強みのはずなので、それに惑わされているうちは和はまだまだ付け入られるということです。
感性派の強さはその雰囲気とか流れを読むこと。
逆にそれをつかめなかった場合は途端に崩れます。
そこで牌以外の情報が全く見えないネット麻雀を行うことで、麻雀の理詰めについて覚えさせようとしたのです。
案の定、咲はネット麻雀ではボロボロ。
これで、咲がいかに感覚に頼りすぎていたかということが分かります。


二人に全く違う世界の麻雀をやらせることによって、レベルを底上げを狙った竹井久の作戦です。
番組開始11分45秒

久『ここでドラの三元牌切り』

三元牌とはのこと。
この三元牌は席に関係なく、刻子(3枚集める)にすると飜牌(ファンパイ)という役になる。
今回の久のように鳴いてもいいのでお手軽に出来る役である。
三元牌を2枚持っていたら、結構鳴く人は多いです。
しかも、今回はがドラということで、これで飜牌とドラ3で合計4飜になり、すでに高得点。
ちなみにドラはこちらを参照。
画面を見る限りかなり局が進んでいたため、ここでドラの三元牌を引いたらどう処理をするか悩みどころだ。
自分に絡むのならいいが、絡まない場合は厄介。
しかも、今回は生牌(ションパイ)のため、誰かが待っている可能性がある。
理詰めで麻雀をやる和なら、間違いなく手に入れた時に、打ちまわしか降りる可能性も考えられるのにポロッと捨ててしまったのだ。
そこで竹井久に突っ込まれたのが、このセリフ。
和は一体咲をどういった目で見てるんでしょうかねw
番組開始12分13秒

久『チュンホンイツ、ドラ8で三倍満

チュン
をこう呼びます。
ちなみに役名でこう呼ぶ場合はを3枚集めたということ。
ただし、役名の正式名称は飜牌である。
ホンイツ
マンズ、ソウズ、ピンズのうちどれか1種類と字牌だけで構成する役。
正式名称は混一色(ホンイーソー)で3飜役。
ただし、食い下がりがあり2飜になる。
詳細はこちら
今回は久は鳴いているので、2飜となる。
三倍満
飜数が11飜〜12飜になったときに設定されている得点ゾーン。
今回の竹井久の手牌は
    (ロン)
よく見ると京太郎がカンしていて、槓ドラ表示がになっている。
ということは、ドラはなので、竹井久の持っているがドラ1で、 が1枚当たりドラ2となる。
は2枚持っているので の3枚で合計ドラ5.
さらにがドラ3なので、ドラだけでドラ8となる。
よって合計11飜となり、三倍満となった。
三倍満は親:36000点、子:24000点となっている。
得点計算早見表はこちらを参照のこと。


今回はサービスシーンが多かったせいもあり、麻雀の専門的要素は少なかったですね。