ライトノベル愛好会『ラノベ売り上げランキング』2009年5月18日付け

2009年5月4日〜5月10日までに売れた文庫本のうち、ライトノベルを抜粋。
今週は集計期間中に電撃文庫が新刊を刊行しています。
（オリコン調べ、部数は推定）

第7位

彩雲国物語 黄粱の夢 (角川ビーンズ文庫)

2週目：1位⇒7位　　今週：33712部／累計：133964部

第8位

狼と香辛料〈11〉Side Colors2 (電撃文庫)

初登場　　今週：28023部／累計：28023部

第11位

バカとテストと召喚獣 6 (ファミ通文庫)

2週目：3位⇒11位　　今週：15103部／累計：65547部

第14位

冬桜ノ雀 ─ 居眠り磐音江戸双紙 29 (双葉文庫)

4週目：1位⇒1位⇒12位⇒14位　　今週：12809部／累計：211346部

第18位

電波女と青春男〈2〉 (電撃文庫)

初登場　　今週：11287部／累計：11287部

第23位

“文学少女”見習いの、初戀。 (ファミ通文庫)

2週目：10位⇒23位　　今週：9760部／累計：36311部

第27位

オオカミさんととっても乙女な分福茶釜 (電撃文庫)

初登場　　今週：9048部／累計：9048部

今週の30位は『魔女の笑窪(大沢在昌)』／8711部
今週ランクインしなかった作品はこれ以下ということになります。

電撃文庫新刊予想通り下火だった。
今月の電撃文庫は5月9日発売でフラゲ情報なし。
ということで、土曜日と日曜日の売り上げのみ。
いつもなら6万部近く売れる『狼と香辛料』の新刊だが、今月はこれが響きましたね。
まぁ、来週の方が部数伸びるんだろうけど、1位は絶望的かな。
今週と来週合計で7万部前後と見ました。
『狼と香辛料』でこんなものですから、他の作品は考えるまでもない。
ただ、それでも『電波女と青春男』『オオカミさんシリーズ』の新刊2冊がランクイン。
2日間だけで、この部数は立派ですよ。
『オオカミさんシリーズ』は毎回一定レベルの売り上げをたたき出してますし、既刊数も多いので人気シリーズにしても良いのでは？
毎回最低1万部近くは部数を稼ぐようです。
『電波女』も2巻でこれは結構いけますね。
よほどのことがない限り部数が落ちることはないでしょう。
今の電撃は初動でだいたい下記の売り上げに分かれそう。

10万部コース
・キノの旅
・狼と香辛料
・とある魔術の禁書目録
・灼眼のシャナ

5万部コース
・乃木坂春香の秘密
・メグとセロン

1万部〜5万部コース
・俺の妹がこんなに可愛いわけがない
・ラッキーチャンス！
・れでぃ×ばと
・ガンパレードマーチ
・オオカミさんシリーズ
・電波女と青春男
・嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん
他数作品

という感じで売り上げを稼いでいます。
以前は10万部コースに『とらドラ！』が入っていたのですがね。
また、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』も5万部コースに乗れそうな勢いがあります。
こうしてみると、なんだかんだ言っても電撃はラノベ界では大御所だなぁ。

先週ラノベ史上初の週間10万部突破を記録した『彩雲国物語 黄粱の夢』は今週もランクイン。
電撃の不調のおかげで、今週もランク内では最高位を獲得しているが、わずか2週目にして3万部代。
先週が先週だけに落差が激しい。
まぁ、ラノベ週間売り上げ3万部ということもすごいことなのだが、この彩雲国に限ってはまったくすごくないと思えてしまうｗ

居眠り磐音は4週目に突入。
とうとう20万部を超えた。
今回は結構売れている。
純粋にテレビの高価だね。

ファミ通文庫も2作品が今週残った。
バカテスは6万5千部で、今までの中では一番の売り上げ。
来週はランク外だろうが、アニメ化のこともあるのでもっと伸びるとは思う。
文学少女も良い感じだ。
こちらも近いうちに5万部は超えると思う。

先週がラノベ怒涛の売り上げだっただけに、少しトーンダウンした気がしてならないが、それでもよく売れているほうだと思います。
さて次週ですが、今週あまりランクに絡めなかった電撃人気索は来週辺りに顔を出すかもしれません。
それからソフトバンクGA文庫が集計期間中に新刊を刊行します。