咲-Saki-第7話『伝統』に出てきた麻雀用語の解説

咲-Saki-第7話『伝統』に出てきた麻雀用語、および第7話であった麻雀独特の現象の解説です。

番組開始5分55秒

久『原村和は一瞬でイッツーの目を残した。』

イッツー
麻雀の役のひとつで一気通貫のこと。
通称が『イッツー』
門前でやると二飜つく。
今回の手牌
  (ツモ)
だったが、あえてを捨てたのだ。
普通の人ならを捨てて、雀頭にして、平和に持っていくところを、がまだ残っていると判断した原村和が、一気通貫を作るようにするためを捨てて、雀頭にして、一気通貫を狙ったのだ。
それをあの瞬間で判断したのだ。


番組開始6分24秒

藤田プロ『ホーラ率しか考えない人は・・・』

ホーラ率
漢字で書くと『和了率』。
この和了とはアガリのこと、これの率だから即ち『あがる確率』ということ。
その人が麻雀を長くやる上で、どれだけの確率であがっているのかというのが『アガリ率』で専門用語で『ホーラ率』と呼ぶ。
理論で麻雀をする和にとっては、この数字も重要だが、それ以上に期待値なるものがある。
期待値・・・すなわち得点率で1回当たりでの獲得する得点平均で、これが高いか低いかということ。
原村和は今回の手牌で得点を高めにしても、上がれる確率はまだあると考えたから、敢えてこんな手筋を行った。
これも立派な理詰めで考え出された理論派のうちスジ。


番組開始6分39秒

久『ウラメッタ

ウラメッタ
裏目にでたこと。
特に麻雀の用語ではないが、よく麻雀では聞かれる言葉。
自分の考えているとおりにことが進まなく、『あの時ああしてれば』と良く思うときがありますが、そんな状況。
リーチの後に引いてきただが、あの時を捨てていれば、久の言ったとおりイッパツツモだったのです。
リーチ、イッパツ、ツモ、ピンフ、ドラ1で満貫だっただけに、あの時ああしてれば・・・というのが久のこの言葉。
しかし、麻雀やってればこんなことは日常茶飯事。
何度やっても、悔やまず『次こそは』と思わないと、ドツボにはまります。


番組開始7分56秒

優希『ダイ、サン、ゲン

ダイ、サン、ゲン
大三元のこと。
三元牌刻子を全部集める役で、『役満』である。
構成枚数が少なく、鳴いても出来る約であるため、非常に作りやすいのが特徴。
役満のためでにくいことは確かなのだが、役満の中では比較的簡単だ。
しかしそれ以上に失敗する確率も高いw


番組開始8分25秒

田中舞『クイタンなんぞで、うちの大三元流しおってからに・・・』

クイタン
鳴いた断么九のことを『喰いタン』と呼ぶ。
ルールによっては認められないことが多いが、この競技麻雀では認められているようだ。
断么九自体がポピュラーで作りやすい役であるうえに、鳴いて行うクイタンはさらにやりやすく、上がりに持っていけるお速度も速い。
ガリ速度では大三元なんかの比ではない。


番組開始8分43秒

観客『3ピンのドラ含みのリャンカン残したほうが良くない?』

リャンカン
漢字で書くと『両嵌』と書きます。
麻雀で間がない順子で待つことを『嵌張待ち(カンチャン)』といいます。
リャンカンは両側に嵌張がある状態のことで、今回の手牌
  (ツモ)
kの手牌でリャンカンとなるのは

の部分。
がくれば、順子が完成するのである。
しかもがドラである。
今回、和が捨てたのはで、 はもう、手元に来ないと睨んだ結果の捨て方である。
それに対してツッコミをいれた観客の言葉。