ライトノベル『ウェスタディアの双星5 乙女の猛攻に名軍師苦戦するの章』

隣国のシャムラバートでクーデター発生! ウェスタディアに庇護を求めてきたシャーラ公女を、アルファーニは間一髪で救出に成功する。
シャーラ・ジュワイラス、17歳。王族としての気位の高さゆえに、とっつきにくい少女──のはずが、なぜかアルファーニになついてしまう。「ダーリン」と追い回す様を見て、ローゼが心安らかなはずもなく

とっても小規模な銀河英雄伝説第5弾w
隣国、帝国、海賊、内乱色々やって毎回ネタ切れの心配をしているが、今回は隣国のクーデター。
またもウェスタディアは戦乱に巻き込まれる。
毎回思うが、この物語はウェスタディアに戦争をさせるために、強引に物騒な出来事が起こってないか?
まぁ、これぞ戦乱というべきところなのだろうが。


また、この物語の特徴として、毎回出てくる魅力的な女性陣が挙げられるが、今回も登場する。
クーデターに遭ってウェスタディアに亡命を求めてきたシャーラ公女。


今回はこのシャーラがアルファーニに惚れ込んでしまったことから、ローゼとアルファーニの間に亀裂が入ってしまうところを描いている。
そして、その影響はシャムラバードクーデター新政府軍との戦いでも影響が出てしまうが・・・
最期はまぁ、なんか強引だった。
でも、その強引さがこの物語のいいところでもある。
こういう内容にしておかないと、戦争と美女(美少女)って結びつかないから。
一応ラノベだしね、色気くらいはあっても良いんじゃない。
本家銀英伝には無かった気軽に読めるのと、美女が売りのこの物語。
一定のレベルがあって物語としては、強引ながらも安定しているつくりになってます。
今後の帝国と共和国の出方が気になる展開ですが、この5巻も面白く読めました。
評価:★★★☆