ライトノベル『時載りリンネ5 明日のスケッチ』 

絵描をしている「街の住人」から、モデルを依頼されたリンネ。だが彼の絵には、バベルの塔を捨てた秘密があるらしい。一方リンネの父親の行方を追っていた祖父が戻ってきた。

久しぶりのリンネ。
今回は街の住人で絵描きの時載り親子が登場。
この絵描きとリンネとの奇妙なつながり。
リンネの父親の行方を追っている久高の祖父から明かされる、人間と時載りの違い。
存在が明らかになってきた、逸脱者たち。
今回はリンネの物語が大きく進むと同時に、今後の展開を示唆しているものとなった。
でも・・・なんかリンネらしくない
リンネってわくわくするような冒険とか、人との出会いとかが子供の視点で描かれている楽しい物語だったんだけどね。
どうも、こういう展開になることは予想済とはいえ、なんかしっくり来ない。
特にハルナさんがいかにもって感じの登場の仕方だったり、いかにもって感じの強さを見せたりと・・・。


この展開から今後ガチガチの異能バトル小説とかになったら、なんかいやだなぁ。
そういう展開にするのもいいが、今までの児童文学風のノリも忘れないで、上手く融合させて進めてほしい。
評価:★★☆