ライトノベル『這いよれ!ニャル子さん2』
なんやかやと八坂家に居着い1てしまった、ニャルラトホテプ星人のニャル子。その処遇に頭を悩ませていた真尋のもとへ、新たな頭痛の種――クトゥグアのクー子――が舞い込んできたのだ! ニャル子だけでも持てあましているのに、その上クー子まで……。どうせならまとめて二人ともご退場願おうと思案する真尋だったが、やって来たクー子曰く、またも地球に悪影響を及ぼすような事態が起こっているというのだ!
- 作者: 逢空万太,狐印
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2009/07/15
- メディア: 文庫
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かくして、クー子はニャル子と共に居たいがため、ニャル子は真尋との愛の巣を取り戻すため、そして真尋は、己の平和を取り戻すため! 未知なる敵(多分)と立ち向かうことに! ハイテンション混沌コメディ第2弾登場!
確かにカオスだw
とにかくギャグばっか。
ノリとツッコミとシュールなギャグだけで、こんなトンデモ作品ができるのだが・・・。
なんといってもニャル子さんのハイテンションぶりには、真尋だけでなく読者も気力を吸い取られる。
前回ニャル子のライバル?として登場したクー子がレギュラー入り。
ただ、カオスっぷりは余計に増量された。
そしてさりげなく良い味出している真尋のフォークw
あれ、いつも絶妙のタイミングで入るんですよね。
読んでいても『ここでフォークか?』と思うと、その瞬間ニャル子の手にはフォークがブスっと刺さるわけだ。
しかも、クー子にも刺さっているし。
最後のラスボスは、前回以上にどうでもいいような理由でニャル子を目の敵にしていたが、シャル子の撃退方法がこれまた極悪非道。
最後までカオスぷりとシュールでハイテンションなギャグの連続。
また、ギャグのセンスが偏っていて、すでに過去の遺産となった『ピピン@』なんてイマドキ誰が知っているのか?
著者のセンスが一番カオスかも。
この作品、GA文庫としてはかなり売れまくったようで、3巻のニャル子はもっといい気になって、そのカオスぶりを増加させるかも知れない。
3巻のカオスっぷり期待。
総合評価:★★★