ライトノベル『魔界紳士同盟』

魔界紳士同盟 (B’s‐LOG文庫)

魔界紳士同盟 (B’s‐LOG文庫)

絶対絶命!? オレ様・何サマ・マモノ様、召喚しちゃった!!
絶対絶命のピンチ!
私、林藤真鈴の窮地に突然現れたのは、白馬の王子様……ではなく、どこからどう見てもアヤしいオレ様魔物たち!!
好き勝手なことを言いまくる彼ら──見た目マフィアな陰険悪魔に上から目線の和風死神、色気ありすぎだけど変態(?)な吸血鬼にヤンチャは擬態(?)な龍神様!──を、私がどうやら知らない間に魔界から召喚して、契約しちゃったらしいんだけど……??
どこからツッコめばいいのか、対処方法がわかりません!!

ツッコミどころが多すぎて、かなりのハイテンション


如何にも、女性向けレーベルではありそうな逆ハーレム展開。
俺様悪魔『ベルフェゴール』、俺至上主義死神『黄泉』、変態的俺 吸血鬼『茨木』、僕敵わがまま龍神ナーガラージャ』の4人に突然契約したといわれ、一緒に行動することになった人間の普通の女子高生『林藤真鈴』のハイテンションが光魔界コメディ(?)
4人の魔界の死者がいずれもイケメン(死語)というのが、如何にもだったのだが、最近この”如何にも”というのが少なかったこともあって、逆に新鮮味があったかな。
それよりも、この4人とヒトイン真鈴とのカラミがテンション高くて面白い。
素直にスラスラ読めてしまいます。


話の流れ的にも中だるみなく無理なく進んでいて、とても交換が持てる作品でした。


最後に、魔界裁判所で受けたボラインティア活動を実行するために目的地に向うのだが、この内容がものすごいことになっていて、今後の物語がどうなるのか期待させてもらったのですが・・・。


え?ここで終わり?


ものすごく中途半端な場所で終わったよw
物語には起承転結があるけど、起承転で終わったような感じ。
これだけはどうかと思った。
とりあえず、続きに期待するとしますか。

総合評価:★★★☆