BL『官能小説家は発情中』

官能小説家は発情中 (ガッシュ文庫)

「紅葉を嫁にもらってよかった」同棲生活を始めた俺、谷本紅葉は官能小説家。
エッチシーンを書くのが苦手だった俺も、恋人・龍との甘いエッチのおかげで少しは上達してきた気がする。
「もっと深くまで、龍が欲しい…」いろんなとこでエッチ三昧のラブラブ同棲生活を満喫していた俺に舞い込んできた仕事は、ＳＭ小説を書くってこと。
ねぇ、龍「ＳＭっぱいセックスしてみない」ってお願いしても怒らない？大人気のハニーラブ第二弾が登場。

前回にも増してラブラブだぁｗ

この作品は生描写のシーンが含まれてますので、ここから先は各自の判断で読んでください。
前回、龍(♂)のおかげでエッチシーンが濃厚に書けるようになった官能小説化閼の紅葉(♂)。
今回はさらに上のレベルのＳＭがテーマのの作品に挑むが、ＳＭはムリだよｗ
あれは拷問に近いレベルの作品群だからなぁ・・・。
流石に私でも読むのには結城がいる。
ましてや紅葉が書けるＳＭってどんな内容だ？

まぁ、これにはそれなりの解釈とオチがあるのだが、それ以上に今回も起承転結が何処にもないぞｗ
ひたすら紅葉×龍で進みますね。
これはいくらBLでもやりすぎのような気もしますが、それ以上に物語の根幹のＳＭ訓練がおろそかになってしまっているなぁ。
これは著者森本先生の経験なのか、もとからそういう風にしたのかは分からない。
ただ、ＳＭと書いておきながら、ＳＭになってないｗ

今回はあくまでもこれがメインではないのでそれでいいのだが、起承転結とメリハリがもう少しあれば、いい作品になると思う。
今後はハニー文庫系列での話も絡んでくるのか？

総合評価：★★★