ブルーレイ普及イマイチ

こんな記事が出ていた。


ブルーレイに未来はあるのか 新作ソフトはDVDの1割という現実


ここに書いてあることはいかにブルーレイが普及していないかという点を記事にしたのだが、変な記事の書き方だ
内容が間違っているとは言わない。
問題なのはこの記事が、一部の人からの視点でしかかかれていないきじであることが問題。
記事に出てくるのはソフト供給側とそれの管理団体からの声しか書かれていないのだ。
ブルーレイの普及率を考えるなら、やはり地上デジタルとは切っても切れないのではないかと思う。


この記事では、ビデオ⇒DVDのような劇的変化がないことに注目している。
これはいい着眼点だと思う。
DVDとブルーレイでは確かに画期的な変化がないというのは分かるが、それだけではないだろう。
新作タイトルが普及の決め手と言うのもたしかにある。
だが決定的なことが抜けていると思う。
普及の鍵を握る一般層は『TVが録画できればそれでいい』としか思ってない。


ビデオに対して、DVDやHDは、

チャプター飛ばしできる
巻き戻しの必要がない。
Diskが軽い。
何度でも書き換えができる。
ダビングしても画質が劣化しない。

目に見えるところで、その便利さが際立ったのだ。
しかし、DVDからブルーレイでは

高画質で録画可能。

しか目新しい項目がないのだ。
これなら別にブルーレイいらないだろう。


レンタルにブルーレイがちらほらと並んだが、その高画質に与る恩恵はデッキだけではなくTVも重要だ。
一般人はそこまで高画質を見たいかといわれると、そうじゃないと思うのだが。
それにそんなに見ている暇はない。
ちょっとした時間に『好きな映画でも』とか『前に録画したTVドラマを』とかそんな程度だ。
それこそお"手軽に"見れればいいのである。
そこにただ『高画質なんですよ』という触れ込みだけのブルーレイが普及するはずがない。


それから、この記事には地上デジタル側と家電メーカーの意見が何も書かれていなし。
できれば総務省もだが、いずれも立場と言うものがあるので、その利権は守らないといけない。
ここも問題だと思うのだが、著作側ががんじがらめにしてしまった現行の地上波放送と、それに呼応するのは出来ないとする家電メーカー。
そしてそれに振り回されるソフト供給側と我々視聴者


全ての立場の人間が全く違う考えなので、そりゃ統制が取れないのもうなずける。
そんな中途半端な統制化で生まれたブルーレイ。
こんな状況で本当にブルーレイに未来があるとは思えない。


さて、この先どうなるか。
中国あたりがものすごいもの作っているから、あっさり市場を取られてしまうとかもあながち冗談では済まされないかもね。
まぁ、聞いたところでは、そこまで高性能の物は作ってないようだが、そこそこの物は作っている。*1
でも、いまの日本人の家庭用録画気の需要は、その"そこそこ感"でいいのであって、決して高性能高級でなくてもいいのだ。
そんなものはマニアだけでいいし、マニアしか好まないだろう。
まさか日本国民総マニア化になるとは思えないしね。



コピー10を今すぐ解除すれば、あっという間に普及すると思うよww
やべ、爆弾発言だww


多分地デジになった時点でテレビを見なくなると思う。
B-CASといい、ダビング10といい、消費者を無視した著作側だけの一方的な都合と思いますので、きっと同じ考えの人は多数出てくると思う。
はたして、地デジになった時点でどれだけのNHK解約が出てくるか見物だw

*1:なんでもRED-Rayとかいうらしいwww。ただのDVDじゃんとか思った