ライトノベル『けんぷファー9』

けんぷファー 9 (MF文庫J つ 2-10)

けんぷファー 9 (MF文庫J つ 2-10)

女の子に変身して戦う「ケンプファー」となってしまった平凡な男子高校生・瀬能ナツル。
赤と青、二つの争いだったはずが、いつの間にやら白のケンプファーとやらまであらわれて、赤青VS白の戦いに。
平穏な日々を送りたいナツルの毎日はもう大変!
しかも、ナツル達に敵対する白のケンプファーの黒幕は、憧れの同級生・沙倉楓。
ショックを受けるナツルに楓が言う「ナツルさんを手に入れた方が勝ちなんです。
だからナツルさん、私達と一緒にいましょう」――って沙倉さん、その手に持った剣と銃は!?

まさか佐倉さん・・・?


夏休みが終わって新学期。
夏休みはナツルの回りは色々あったのだが、前回はあの佐倉さんのドス黒い瞬間が嫌でも目立ったのだが、今回はバトルも少なめで、どちらかと言うとナツルの取り合いバトルの方が主だったな。
まぁ、最後の最後で佐倉さんがあんなことやこんなことをしてきたが・・・。
テンポやノリはいつもの通りなのだが、物語の核心に迫っている性でいつも以上に、色々な意味でハラハラした展開に思えた。
このけんぷファーとうとう9巻だが、アニメも始まり勢いを感じられるし、作者の築地俊彦先生も随分なれてきたようで、作品をスムーズにと言うと変だが、そんな感じですらすら書き上げているような感じがする。
読み手としても最初の5巻辺りまでに比べて随分とスマートになったなと思える。
アニメがあのそぎ落としようだもんねww


9巻はこれから核心に迫る1歩手前のちょっとした前置きみたいな感じで進み、そのまま終わってしまったような感じです。
それと
9巻ページ数少ない!!というより薄いよ!!

総合評価:★★★