ライトノベル愛好会『ライトノベル売り上げランキング』2009年12月21日付

2009年12月7日〜月13日までに売れた文庫本のうち、ライトノベルのみを抜粋。
今週は電撃文庫が新刊を刊行しています。
それでは今週のランキングです。
(オリコン調べ。部数は推定)

第1位

初登場    今週:41766部/累計:41766部

第2位

乃木坂春香の秘密〈11〉 (電撃文庫)

乃木坂春香の秘密〈11〉 (電撃文庫)

初登場    今週:39821部/累計:39821部

第5位

初登場    今週:32343部/累計:32343部

第11位

初登場    今週:20245部/累計:20245部

第13位


3週目:1位⇒1位⇒13位    今週:18694部/累計:138609部

第18位

ラッキーチャンス!〈6〉 (電撃文庫)

ラッキーチャンス!〈6〉 (電撃文庫)

初登場    今週:16303部/累計:16303部

第23位

初登場    今週:12006部/累計:12006部

第25位

タロットの御主人様。〈8〉 (電撃文庫)

タロットの御主人様。〈8〉 (電撃文庫)

初登場    今週:11055部/累計:11055部

第29位

初登場    今週:9725部/累計:9725部

今週の30位は『坂の上の雲 5 新装版』司馬遼太郎/9597部
今週ランクインしなかった作品はこれ以下ということになります。


川原礫先生がなんと1位を獲得。
確かデビューして1年経ってないですよね・・・?
もしかしたら、これも記録か?


素直にすごいと感じます。
最近アニメはちょっと変な方向に向かっていると言うか、なんというか一応電撃の看板作品のひとつである『乃木坂春香』新刊を抑えての第1位です。
それに、川原礫先生はまだコミック、アニメとはコラボとかしてないですから、純粋に実力と思ってもいいでしょう。
ただ、40000部ちょっとはいい売れ行きですが、オリコン文庫本ランキングで1位を獲るにはちょっ物足りなさを感じます。
先週の彩雲国は80000部以上売り上げですごかったですが、その前の週はわずか34000部で1位を獲っちゃうしww
文庫本売り上げが少ないと言うより、週ごとに文庫本の売れ方にばらつきがあるのでしょうね。
しかも、そのばらつき量が大きいようです。


さて、川原先生の第1位もすごかったですが、2位には一定の人気がある乃木坂春香の秘密11巻がランクイン。
こちらはいつもこのくらいでしょうね。
今アニメ放送中ですが、最近路線変更したのか、アニメも原作もエロ部分が増量しているような気もします。
『元々エロいじゃん』とか言われたらそうかもしれませんが、一応”純愛ラブコメ”と思っていたのでwww


その他電撃文庫はこの2作品以外に5冊ランクに入れています。
そんな中、『タロットのご主人様8』がランクイン。
この作品いわゆる魔改造*1作家作品と言うのでしょうか?
前回の7巻からオリコンに入ってくるようになりました。
確かに前作が『座敷わらし』だっただけにこの変わりようはすごいですが、じわりじわりと売れてきているようですので、電撃側としてはしてやったりでしょう。

同じ系統の『れでぃ×ばと』が、現在とてつもない部数に跳ね上がってますので、今のところこの作戦は電撃側としてはそれなりにつかみを感じ取っているとは思いますが、この作戦を実行されたほうはたまったものじゃないだろうなぁ・・・。
私はどちらの関係者でもないから事情は知りませんが。
果たして、著者の作家先生はこれについてどう思っているのでしょうかね。
私には分かりかねます。
お気楽な読者でよかったと思いますww


今月の電撃は合計7冊ですが、いつもより少ないと感じてしまったのは、いつも10冊とか入れてたからでしょう。
よく考えたら、BEST30のうち1/3が同じレーベルと言うのが異常なのではないかと思いますけどね。
まぁ、それだけ文庫が売れてないと同時に、ラノベは好調と言うこと。
また、その中でも電撃は郡を抜いていると言うことでしょう。


栗本先生が亡くなった後4冊目となるグインサーガ新刊。
今回もきっちりランクインしました。
うわさでは、これが本当に最後だと言うことですが・・・。
どこかで後を継ぐと言う話も・・・・あっ、これは『クレヨンしんちゃん』だったっけ?
噂ですので分かりませんが、続くのか続かないのか、今後のグインはどうなるのでしょうね。


今週唯一の継続作品『彩雲国物語 暗き黄昏の宮』はすでに10万部超えてますが、それでも今週20000部弱を加えて3週目に突入。
累計も13万部となってます。
この作品は別格ですね。
来週も残るか?


さて、来週は2009年最後の文庫本ランキングです。
期間中にソフトバンクGA文庫が新刊を刊行します。
また富士見ファンタジア文庫MF文庫Jが早売りをやるかもしれません。
富士見は確実だろうけど、MFもやりそうな予感がするなぁ。

*1:とあるブログでこうか書かれていた