ライトノベル『テツワンレイダー2』

テツワンレイダー 2 (富士見ファンタジア文庫)

テツワンレイダー 2 (富士見ファンタジア文庫)

ログレス代表に選ばれたグレン、メグ、ロザリー、ツバサの4人。
八国対抗の<剣精試練>に勝ち抜くためにはチームワークが大切なはずだが、なぜかロザリーはグレンを避けていた。
そんなとき突如、襲撃者が現れて――

第1巻はやたら説明的な文章でしたが、この2巻でも相変わらず。
ですが、1巻寄りは良くなった。
というか、大楽先生の作品って説明的だよねww
でも、それが不思議と嫌にならない。
ここが他の作家さんと違うところかな。


2巻では、八国の対抗戦代表がいよいよ戦うわけだが、グレンとロザリーの関係も進んだ。
戦いの方は先の通り世界観と、戦いのやたら説明的なところが多いながらも、無理なくストーリーが進み、そして実際の戦闘も無理ない描写で上手に構成されています。
グレンとロザリーの関係も微妙ながら前進したし、それに合わせて、メグとツバサまで怪しい雰囲気になるなんというかお約束の展開。


結果として突拍子もなくすごい作品というわけではないのだが、これと言ってだめだというわけでもない。
いたって普通に読める。
このあたりは前作『七人の武器屋』と一緒だなぁ。
ただし、今後の展開が普通では読者はついてこないかな。
ストーリーを進めるにあたって、どこかでなにかしかけた方がいいかもしれないし、もしかしたらきちんと仕掛けを用意してあるかもね。


まぁ、続刊は読んでみようとは思います。


総合評価:★★★