ライトノベル『もて?モテ!8 ある日モテ道「詰み」になる!…か?』
- 作者: 長野聖樹,京極しん
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2010/07/21
- メディア: 文庫
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すでに8冊目に入ったが、どうやらこれで完結のようです。
ハーレム作品は少年向けラノベの定番展開ですが、純粋にハーレムを目指している主人公が登場し、そしてハーレム作りを公言して目指すというと、この作品以外はそうそうないのでは?
某生徒会の副会長くらいしか思い浮かばない。
なので、終わり方もやはりという終わり方だった。
このシリーズ、7巻までは中短編の構成だったが、この8巻で初めて1冊使った長編になった。
そしてそれが最後となりました。
最後の最後にして、メインヒロインともいえる六花との絡みが取り上げられたが、その話の唐突な展開と強引すぎる展開は最後まで続きます。
ですが、もはやこの作品はそれが売りでもあるわけで、昨今多量に存在するライトノベル作品の中で、シリーズ通してスタンスを守りきったのはよかったと思います。
今思うと最初から最後まで、強引やら、唐突やら、そして『ハーレム要員多すぎだろ!』とか『要員多すぎて、ストーリーがすすまねぇ』とか『中だるみが激しいな』とか言われてきましたが、終わってみれば一貫したテーマをもった作品だったのかなぁと思います。
著者、長野氏の次回作に期待します。
総合評価:★★★