マンガ『ビリオネアガール』

ビリオネアガール(1) (アフタヌーンKC)

ビリオネアガール(1) (アフタヌーンKC)

凄腕デイトレーダーと平凡な大学生の日常なのだが、非日常なお金の話。


タイトルにもなっている「ビリオネアガール」の"ビリオネア"ですが、不思議な言葉でして、英語では「Billionair」と書きます。
日本語にすると「億万長者」という意味ですが、総じて相当な資産家・・・・つまりは金持ちということです。
billionairはbillionという英単語の変形ですが、100万のことは"million"と呼ぶのに対して、この"billion"は「10の9乗」=10億のことを指します。
しかしこういう使い方をするのは米国人らしくて、その他の英語圏では「10の12乗」という意味になるようで、こうなりますと「1兆」という意味になります。
まさにそれだけはるか大きな数字を意味するのであって、このビリオネアガールは、その億単位のもつ有数の金持ちで、しかも美少女。
今まで、数々の資産家が出てきましたし、ヒロインも金持ちは多いですが、総じて企業経営による資産家令嬢、あるいは自ら会社経営などをした人ばかりです。
しかし、このヒロン「藤岡紫」は個人投資でここまでの資産を持っている美少女。
その額170億円!!
このご時世に、ずいぶんと世間に対して挑戦的な内容なんでしょうww
マンガ担当の桂明日香さんって「神話ポンチ」の方でしたっけ?
この漫画家は詳しくないのですが、この作品漫画と原作者が別でして、原作の方は私にもなじみのある名前の方。
そうあの「支倉凍砂」さんです。
ああ、なるほどねと思った方々・・・・・・ツッコミはいたしません。


思いっきり人付き合いが下手で、ひきこもりな彼女が、自ら変わろうとする物語。
そんな彼女が家庭教師を頼んだ大学生「高遠恵」と出会い、ふれあい、そして成長していく物語。
さらにはデイトレイダーとしての若干の経済のチョッコとしたポイントがあるのは、原作者が支倉御大ならでは。
基本は、この二人のふれあいなんだけど、恋愛要素はあり・・・なのか?
連載されている雑誌の方は見ていないのでわからないけど、「藤岡紫」は今のところ、まっすぐと広い世界を一歩づつ進んでいるようです。


そんな彼女がこの先一体どんな女性になるのか、今後も面白そうなので続きを読んでみたいと思います。


総合評価:★★★★