ライトノベル『この中に1人 妹がいる』

この中に1人、妹がいる!2 (MF文庫J)

この中に1人、妹がいる!2 (MF文庫J)

好きな人を探しだし、生涯の伴侶とすることが父の会社を継ぐ絶対唯一の遺言。
それを実行するために主人公はお嬢様が多く通う学校に転入するが、その転校先で生き別れの腹違いの"妹"と名乗る少女からの電話を受ける。
よりにもよって、その妹は自分と結婚すると言い出した。


これがこの作品の概要です。
もし好きな人が生き別れの血のつながった妹だったらということで、主人公が疑心暗鬼になりまともにハーレム展開に持ち込めないことが売りのこの作品。
今回は1巻のラストで妹問題にけりをつけたかと思った後にかかってきた、再び"妹"を名乗る少女からの伝からスタート。
主人公はこの妹の電話で、今現在も疑心暗鬼中。
今回もこの妹捜しを始めるのだが、前回と違いその仲間が増えた。
見た目は着実にハーレム化に向かっているのだが、主人公が上記理由から未だに先に進めない。


妹捜しの若干(ホントに若干)のミステリ要素を加えたこのラブコメ作品。
今回も予想外の方向から責め攻め立て、そして解決はしたが、しかし解決はしなかったという何ともいえない展開。
果たして、読者に妹捜しを期待しているのかそうでないかはご想像にお任せします。
今回の主人公の相手のヒロインはある意味一途だったなぁ。


総合評価:★★★★