今日はハンカチ王子の登板予定らしいです。

ただいま昼休みです。
ということは今日は仕事なんですが、今日の13:00〜名護で日本ハムファイターズvs千葉ロッテマリーンズのオープン戦があります。
ここで斉藤祐樹投手が登板予定とのことじゃないですか。
今話題の彼ですが、幾分人気先行気味という過熱ぶりもあります。
しかし、150km/hの速球派投手・・・とはいってもプロでこの程度では通じませんが、それに加えたチェンジアップにVスラ、そしてあのカーブ。
これらを織り交ぜて、当面は受ける捕手任せにすれば二桁も夢ではないかなと、素人考えではありますが思っています。
今年のファイターズはかなり過ごそうです。
斉藤が二桁勝利をすれば、ダルビッシュと合わせて30勝は堅いかもしれません(今年のダルは20勝やれると思う)
そして新人賞も獲れるでしょう。
まずは最初のプロ1年目。
多少のヘマや失敗は許されるのですから、とことんプロになじんで無理せず1年間しっかりとやることを心掛けるのがいいのではないかと思います。


本当にすごい投手はボールが速いわけでも、凄い変化球を投げわけでもなく、怪我せず1年間しっかりとプロの試合に出ることです。
『無事これ名馬』と昔の人はよくいったものです。


さて、斉藤投手はこのへんでおわりにします。
この試合、斉藤投手が登板した場合はニッポン放送で実況中継があるそうです。
今回実況を担当するのは洗川アナウンサー。
松本アナ程や、私が大好きな煙山アナウンサー程ではないが、10年以上のキャリアを持つベテラン域のアナウンサーです。
しっかりした声を出すアナウンサーで安心して聞けます。
しかし、この中継の注目は決して斉藤投手でもなく、洗川アナの実況でもありません。




解説:大道典嘉


うぉ〜〜〜GO!GO!大道*1じゃないですか。
背番号55といえば松井・・・ではなくやっぱり大道ww*2
南海唯一の現役選手でしたが、惜しくも2010年シーズン限りで引退。
入団は1988年で惜しくもこの年が最後の南海ホークスでした。
入団当初はまれにみるパワーヒッターだったんですよね。
途中からみなさんも知っているあの独特の打法になりましたが、これが良くも悪くも大道の選手としての今後を決めたと言っても過言ではありません。
あの打法を球場で最初に観た時は私も『あれ?』とか思いましたが、あの大柄の体でスカッと振りぬくコンパクトスイングは、元々天性の勝負強さをもっていた大道選手にとって『代打の切り札』としての道が待っていました。
その後は主力(おもに外国人パワーヒッター)が不振とか使えない時とか、怪我した場合に出てくるスーパーサブをこなしながら、出番がない場合はここぞという時の代打で登場ということが多くなりました。
まぁ、ファーストがメインだったのですが、サードと意外にもレフトもこなせるユーティリティプレイヤーだったのですよ。
往年(特に巨人時代)にはすっかり『代打の切り札』として定着。
特に対左投手にはめっぽう強いという印象が先行し、代打として登場した際は敵チームの監督があわてて右投手を送り出すなどもあった。
私が観た限りでは、大道選手は左には強いが右にもそこまで弱くなかったかと思う。
何分代打勝負の世界での存在が強かったので、出番が必然と左投手だけの時が多くなっていたからだと思います。
実際のところ、大道選手の本当のすごさは、あの独特の打法に変わってから開花した勝負強さと、あの振り抜きから下手するとホームランまで持っていけるパワー型コンパクトスイングが大道選手の魅力だったのかと思います。
私が大道選手で特に覚えている試合が2つあります。


ひとつめは1998年のダイエー9連敗脱出のきっかけとなった東京ドームの対日本ハム戦。
9連敗中のダイエーの得点がとてつもなく少ない状況で、10連敗になるかもしれないこの試合でも、0点行進状態でした。
ここでも大道選手は代打出場で見事に渋いヒット。
1点をもぎ取り、これが勝利へのきっかけとなりました。
当時は井口や小久保などの100打点カルテットの基礎となる打線が売りだったので、大道選手の1点を守りきった珍しい試合でした。
そのヒットを打った後は大道選手はレフトの守備にそのまま入りましたが、ビジターなのでレフトの外野席にびっしり詰まったホークスファンに大声援で迎えられたのを今でも覚えています。


もうひとつが忘れもしない2001年の千葉マリンスタジアムでの対千葉ロッテ戦。
あの悪夢の試合、ぺドラザが延長逆転満塁サヨナラホームランボーリックに打たれた試合です。
この試合ある意味ドラマか舞台劇を見ているような演出がたちどころにありましたが、最後を締めたのは先に書いたボーリックのホームラン。
しかし、その前には逆転したロッテが絶対エースの小林雅英(現巨人)を投入し、同点にされるということもありました。
その次のドラマが10回表にランナー2人の状態で代打大道登場でした。
その大道が見事に3ランホームラン。
10回裏にはダイエーの絶対守護神ペドラザ登場で誰もがダイエーの勝利と思った試合でしたね。
結果はああなったわけですが、このときの大道選手の心境はどうだったのでしょうか。


引退後の今後はドジャースのスカウトの勉強をするとか?
たぶん現役引退後の表に出ての初仕事だと思います。
どんな解説をするのか今から楽しみですが、仕事があるので録音でもして後でじっくり聞くとしますか。
大道選手の第2の人生も頑張っていただきたい。

*1:たぶんジャイアンツファンもソフトバンクのファンもこれは知らんだろうww

*2:これも知っている人は少ないだろうな