最近テレビ局の平均視聴率がどんどん低下中?

なんでも、一番のおいしい時間帯で視聴率が2ケタ行かない日も珍しくなくなったとか?
ふ〜〜ん。


とか書いちゃってますが、みなさんもうすうす感じていると思います。
日本国民がそもそもテレビを見なくなったということに。
そういう私もテレビを見る時間がめっきり減ったうちの一人。
たぶんテレビ局に勤めている人も、うすうすは感じていると思うのです。


で、なにが根本にあるのかなぁ、と考えた私なりの見解が

1.多様化時代
2.国民のライフスタイルの変化
3.番組の質の低下

このあたりが複合してこんなことになっているのではないでしょうか?


1.何もかも多様化の時代
さて、テレビに求めるものといえばなんでしょう。
大きく分けて2つあるかと思います。
それは"情報"と"娯楽"
テレビはこの2つを発信できる優れた媒体・・・・・・・だった。
”だった”と書いたということは今はそうではないということですね。


ファミリーコンピューターの登場から本格的ゲーム機の時代になりましたが、ゲームとテレビがまさかの形で相反する存在になるとは、ゲーム機黎明期のころはだれも想像しなかったかもしれない。
せいぜい、家庭用ゲーム機がテレビを使ってプレイするから、テレビの取り合いがいいところと思っていた。
しかし実際には違って、その家庭用ゲーム機がゲーム世代を作り、またゲーム世代の一部がゲームの作り手に回った。
そしてその子供たちは、ゲーム世代の作った環境でゲームそのものを否定されない世界でゲームができるようになった。
ゲームは家庭用テレビを使うのはまだしも、テレビそのものは1家庭一台が個人で1台の時代が来て、ゲームをやるかテレビを見るかで揉めることもなくなり、ゲームがすでに日常と化したことがある。


その他にもビデオデッキの登場があります。
ビデオデッキはテレビをリアルタイム視聴から、自分の好きな時間に観る傾向にシフトさせるには充分な活躍をします。
そして、ビデオデッキの普及と相まって発展したのがレンタルビデオ
今ではBlu-RAYレンタルですが、テレビではなく自分の好きな映画などを自分の好きな時間に観るというライフスタイルの確立。


さらにはインターネット。
ネット社会はネット自身をライフスタイルの一環として浸透しました。


これら以外にテレビ局自身が増えています。
NHKと民放以外に衛星放送や有料テレビ局などテレビ局だけで多種多様になっているのに、そこに上記の外因が加われば、娯楽も情報もテレビから得る必要もなくなる。
つまりは多様化で、今までのテレビ視聴者がテレビから離れたということと、テレビにそこまで魅力がないということです。


2.国民のライフスタイルの変化
上記の要因と少し絡みますが、見る側にも変化が訪れています。
1番がテレビを取り巻く環境的な変化とすれば、この2番は視聴者側の変化ということですね。
日本は高度成長期を経てバブル崩壊後の低成長期へと入りました。
テレビが娯楽、情報として国民の生活になじんでいた時代は、この高度成長期までがいいところ。
これ以降は日本という国が発展して、それに合わせて国民の生活そのものが大きく変化したものです。
まずは核家族化・・・マイホームがまだ高値の時代は、親の過程に入ることもあり、家長、子、孫の一家団らんで夕食にテレビを観ながら食事も珍しくはない時代。
しかし、高度成長期以降、マイホームを購入する世代が増えそんなマイホーム購入世代が増えたことにより、核家族化が進行。
家長は父親という家庭が増えるが、マイホームローン返済と通勤地獄で在宅時間の減少。
そして子供は受験戦争に向かうため日夜学習塾通いという時代になります。
家を買ったのに、皮肉にも家にいる時間が短くなる現象が発生しました。


そんな状態にテレビゲーム、レンタルビデオ、インターネットの普及は家にいるわずかな時間もテレビ以外の娯楽を与えてくれる良い媒体です。
となれば、わざわざテレビを見る必要があるのか?
ということですね。


今日は時間がないので、続きはまた今度。