”1”を求めて!! 東京23区編

今日はお休みでしたので、いろいろ旅してきました。
私のたびといえば、奇妙なこだわりがあります。
たとえば、ドアカットのたびとか、なくなりそうなものツアーとか。
さて、今回はこんなテーマで旅をしてきました。


鉄道のいろいろな”1”をもとめて〜東京23区編〜


さて、1を探しにいってきましたが、なにが1なのか。
それでは記録をどうぞ。



皆さんご存知新宿駅です。
これは説明するまでもありませんね。
この新宿駅東京23区で1日あたりの乗降者数が一番多い駅です。
では具体的に何人の人が利用しているのかというと、およそ350万人/日だそうです。
この人数、23区内はもちろん日本一の乗降人数でもあり、さらに世界一でもあります。*1
ちなみに23区第2位の池袋駅も世界第2位の乗降客を誇ります。
なんと1位、2位が東京23区ということです。
新宿ひとつで横浜市民の人口に匹敵します。





ところ変わって、六本木駅ですが日比谷線ではなく大江戸線六本木駅です。
この駅、23区内で一番深いところにある駅です。
海抜は約-49mで23区一番の深さ。
この大江戸線六本木より深い駅は日本国内で2駅存在します。
それは青函トンネルの中にある2つの海底駅がそれに当たります。
しかしながら海底駅は定期客が利用する駅ではないので、実質この六本木駅が日本一といってもいいでしょう。






さてこれも説明の必要がないかと思いますが、品川駅でございます。
日本で一番最初に開業したのは、現在の汐留駅付近(駅名は新橋)から桜木町駅付近(当時の駅名は横浜駅)までが有名だが、実はその前にこの品川駅と横浜駅の間で仮開業してしたことは意外と知られていない。
今で言うとプレオープンとでもいうべきか、品川駅は新橋より先に営業開始しているのです。
その期間約4ヶ月。
また、品川の次の駅は当時は都区内に存在せず神奈川県に入ってからになる*2ので、品川駅は23区内で一番古い駅となります。
それと同時に日本で最初の鉄道の最初の駅ですから、当然ながら日本で一番古い駅となります*3





今度はゆりかもめの市場前駅です。
この駅、いったいどういうことかというと1日辺りの乗降客が一番少ない駅ということです。
どのくらいかというと、1日平均25人・・・・・・
本当に少ない。
この市場前駅、名前のとおり今の築地市場が手狭になったことにより、移転計画先のところにある駅なのですが、肝心の市場が移転してこないため、新市場のために用意しておいた土地がだだっ広く更地の状態になっています。
駅の周りがすべてこの状態。
一度行って確認してみるといいですが、この状態では25人の乗降客が存在することでさえ信じられません。
では、その市場前駅の状況をご覧ください。

誰一人降りませんww
果たしてこの市場前駅、今後どうなるんでしょうかね。






今度は鉄道用の橋梁です。
これは江東区江戸川区に架かる橋で、荒川と中川にかかっています。
この橋梁の長さは1236mで23区内で一番長い鉄道用橋梁です。
実はあのレインボーブリッジよりも長いんですね。
ところでこの橋梁、いったい何線の橋梁なのでしょうか・・・?
 
電車が走行しています。
車両は東京メトロ東西線05系です。
そうこの橋梁、なんと地下鉄の橋梁なんですね。
23区内橋梁の長さTOPが意外にも地下鉄だったというのは、トリビアに使えそうです。
ちなみに昔この橋梁で、突風にあおられて電車が脱線する事故がありました。
世にも珍しい、突風でまさかの地下鉄脱線という珍しい事故として、当時は扱われていましたね。





今度はごく一般的な駅が出てきました。
この駅は東武鉄道大師線の大師前という駅です。
さて、この駅のいったい何が1なのかというと、路面電車や新交通以外の一般鉄道においては、この大師前駅23区内唯一の完全無人です。
つまりナンバーワンじゃなくてオンリーワンですねww
駅も高架駅になっており、1万人以上の人が利用しますが、本当に無人駅です。

一応切符売り場もあるのですが、普段は使われません。

改札もこのとおり。
東武大師線は、西新井-大師前のわずか一駅区間で、改札はすべて西新井駅の乗り換え専用改札で行っています。
ですので、大師前は無人駅でもやっていけるわけです。






いわずと知れた寝台特急北斗星です。
さて、ここでちょっとマニア的な説明。
鉄道が線路で何がしかの理由で走る場合、必ず符合されるものがありますが、それがいわゆる「列車番号」というもので
この列車番号、電車であれば最後”M”が付き、気動車であれば”D”が付きます。
しかし何も付かない数字だけの列車があります。
数字だけの列車番号を有するのは客車列車がほとんどです。
この北斗星は客車列車で列車番号が1の列車です。
列車番号は基本くだりが奇数、のぼりが偶数になりますので、奇数である1という数字の場合、くだりということになり、上野→札幌の北斗星になります。
その北斗星列車番号は1ということです。
列車番号は時刻表などでも確認できますので、いとど見てみるといいかもしれません。



さて、こおまで紹介した”1”についてはどうでしたか?
機会があればまた何か旅に出たいと思っています。

*1:ギネス認定

*2:4年後に大森駅が開業

*3:桜木町駅と並んで