へヴィーオブジェクト 電子数学の財宝

今回はオセアニア軍事政権崩壊後の駐留時の話。


まぁ、いつものごとくハリウッドアクション映画並みの強引なドタバタに巻き込まれ、何回死んだかわからないようなシチュエーションを繰り返し、それでも生きて傷一つなく生還という、同著者の禁書主人公に負けずとも劣らない怪人ぶりだが、こちらの作品のほうが動きが激しい分だけ面白いのは変わらず。
鎌池先生の作品は世界観とか描写状況説明に事細かく文章を使う節があるけど、このシリーズはなぜか苦にならない。


そんなシリーズも4冊目になり、情報同盟、資本企業、信心組織などがだんだんと入り乱れて、クェンサーとヘイヴィアの周りを取り囲んでいます。
そんな状況下でも、この2人のコンビは相変わらずあってなさそうで絶妙なコンビネーションを駆使して、数々の(理不尽な)ミッションをこなしていきます。
しかし、あくまでもラノベ
ハリウッドとは違い合間にはミニスカサンタサービスシーンが入ったりします。


うまくバランスをとっているようですが、最近クェンサーの周りがなんかラノベっぽく・・・というよりラノベなんだが、今までラノベっぽくなかったクェンサーの人間関係が、ラノベチックになりつつあるようでここは何とかしないとww


それと、巻を増やすたびに爆乳フローレイティさんが変な扱いになっていっている。
おとなしく、いざというときは部下思いの上官だと思っていたのがSだったり、痴女だったり?!
そしてとうとうブラコン妹属性まであることが・・・
こっちの壊れっぷりは次回も期待しますww


今回も安定して面白かったです。


評価:★★★★