カンピオーネ!「媛巫女たちと七人目のカンピオーネ」

これは文庫ではないのだけど、一応カンピオーネの中のひとつとして。
この物語はアニメ化に際して記念的な意味で書き下ろされたものらしい。
アニメ化が決定し、放送目前に重版された文庫本に挟まっていた小冊子に書き下ろされた短編。


主役はタイトルのとおり媛巫女たち。
エリカもリリアナもそして護堂も出てこない。
万理谷姉妹と清秋院恵那の日常的・・・・な会話で構成されています。
時系列的には5巻で護堂にほれ込んだ恵那と、次の物語でひかりが護堂に会うことになりますが、ちょうどその間の話です。
つまりひかりはまだ護堂と面識がありません。
そんなひかりもカンピオーネである護堂の噂はしきりに聞き及んでおり、また姉と違って好奇心旺盛なので、恵那に護堂についていろいろ聞きまくる話ですが、まぁ恵那のぶっとんだ性格はここでもよく現れています。


短編とはいえ、物語的にうまくまとまっており、面白い小冊子です。
売り物ではないので、今となっては手に入れにくいでしょうが、機会があったら読んでみてください。