魔弾の王と戦姫の6巻でMF文庫J編集部からの謝罪

さる2月8日のことですが、MF文庫J編集部から、「魔弾の王と戦姫6(川口士著)」について謝罪がありました。
具体的なことはこちらで

魔弾の王と戦姫6】お詫び
ttp://blog.mediafactory.co.jp/mfbunkoj/?p=13858

直リンはしません。


さて何についてのお詫びかというと、この6巻にはモノクロ部(いわゆる本編)に挿絵が一枚もないこと。
それから表紙以外の絵も再掲によるものだけとなりました。
なぜかというと、著者川口士氏と絵師よし☆ヲ氏が作品の方向性違いにより、決別してしまったから・・・・ということではなくww
絵師よし☆ヲ氏の体調がよろしくなく、この6巻での絵の仕事に支障をきたしてしまったとのことです。
ということで、手持ちの6巻を調査しましたが、確かに挿絵がない!!
読んでいるときは気がつかなかったですね。


さて、昨今のラノベ業界ですが、やっぱり絵ありきというより、絵なしでは成り立たないかと思います。
しかし、これだけ挿絵がなく再掲の絵だけで読み込んでしまうということは、それだけ川口士という作家の文章に魅力があったということですね。
絵がなくともぜんぜん気がつかないほどに高い文章力。
これはすごいです。
ただ、だからといって"よし☆ヲ"氏の絵が不要ということではありません。
やっぱりエレンやリュドミラなどのキャラが生えるのは、1巻や2巻で見せた絵によるもの。
それを使いこなし、魅力あるキャラに仕立てるのが著者でしょう。
まさに著者、絵師がうまく絡み合い*1うまく仕立て上げられたシリーズといえるでしょう。
だから、こんな絵師ダウンのようなアクシデントも文庫本一冊程度であれば何とか文章だけでしのげるということですね。

*1:といってもBL要素はないよ。よし☆ヲ氏の性別は知らないけどww