覇剣の皇姫アルティーナ3

ヴォルクス要塞を陥落させたアルティーナ一行は、勢力がより大きく拡大。
一個師団以上の力を持つまでに至る。
そんな状況下で届いた第2皇子ラトレイユからの招待状。
帝都での晩さん会の出席の話。
この時期で来るこういった話にはなにか裏があるはず。
しかし、アルティーナの性格上、受けないわけがない。
アルティーナは数人の供を伴い、陰謀渦巻く帝都に向かう。


今回は争いごとではなく、政敵のいる帝都へお出かけ話。
そこにいるのは目下の宿敵第2皇子ラトレイユと、今まで病弱で表に出てこないことが多かった第1皇子のオーギュスト。
だれがいつどんな形で仕掛けてくるかわかない中、レジスの采配が光る。
というようなお約束の展開でしたが、今回の仕掛けの中でカギとなるのがオーギュストの立場と、ラトレイユの策略。
この2者が何をたくらんで何をしようとしているのか、わかった上でレジスが最後に仕掛けた大ばくち的な手腕が見事に光りました。
今回の内容は、如何に情報を早くつかみまとめ上げるかが一つのポイントだったということですかね。
うまくまとめたレジスもすごいですが、レジスの思惑通りの配役でそれぞれ役をこなしていく、ジェロームやエリックもなかなかの活躍ぶりです。


そして、まさかのお姫さまだっこww*1もあり、こういった政争ものもいいのでは。


しかしながら、最後に一つの大きな出来事が待っていました。
次回は物語が大きく動きそうなのと、3巻で少しだけ会話に出た第3皇子バスティアンの動きが気になりますね。


早く4巻が読みたいです。

*1:まぁ読んでもらえればわかりますww