ライトノベル「時載りリンネ はじまりの本」
- 作者: 清野静,古夏からす
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/07
- メディア: 文庫
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まず宣言します。
私は角川スニーカーと相性がいい(爆)
どうやら、角川スニーカー文庫の編集方針がいいのか、私からすると角川スニーカーは良作が多いね。
レンズと悪魔、レンタルマギカ、ミスマルカ興国物語、涼宮ハルヒシリーズ、イマジン秘蹟、ダンタリアンの書架、ラグナロク、繰り世界のエトランジェ、オイレンシュピーゲル、神様ゲーム
結構読んでるジャン。
そして、この時載りリンネが加わった。
WEB上では絶賛とまで行かないが、かなりの人気です。
実際に読んでみて「確かに面白い」。
主人公とリンネは12歳なのだが、この2人は無邪気さがあって実に12才っぽく感じる。
主人公の久高は12歳とは思えない落ち着きっぷりだが、リンネとの長い付き合いが彼をこうしてしまったと思えるほどに納得してしまう。
しかし、久高にも時折見せる12歳らしい部分があって、なかなかいいと思える。
そして、この物語そのものが児童文学っぽくなっているところが、この2人を際立たせていて非常にいい構成になっている。
ただ、さすがに大人たちの出番が少ないとはいえ、17歳でであるGは、中途半端だ。
大人の女性にしか見えないんだがな・・・・。
物語中の色々な本とか出てくるあたり、作者がかなり本が好きであるということも伺える。
でも、ここ最近ではレベルも高く面白い作品であるといえますね。
評価:★★★★