ライトノベル「イスカリオテ」
- 作者: 三田誠,岸和田ロビン
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
- 発売日: 2008/11/10
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 24回
- この商品を含むブログ (34件) を見る
この作品、原作者だけで買いました 久々にやっちまったよ orz
さて、三田誠氏といえばレンタルマギカを思い浮かべる人も多いですが、スプラッシュが好きな人結構多いですね。
私個人としてはアガルタ・フィエスタ!がいいですけどね。
まどかとイセリアの夫婦漫才とも言うべき駆け引きが好きなんですよね。
そのアガルタ以来の電撃での新シリーズです。
今度は聖職者をベースにしています。
ということで神職関連の用語が結構出てきますので、レンタルマギカ以上に敷居の高い作品ではあります。
しかし、そこはしっかり味付けがされていてます。
主人公がいままでの作品と違って、ちょっと後ろめいたところが伺える主人公ですが・・・・
どうも根は違っているように思えましたけどね。
ここら辺はいままでの三田作品と同じ系統の主人公だと思いますよ。
他にも、一癖あるというより、なにか罪を背負った人間ばかりが出てきて繰り広げられる人間模様。
そこに獣とのバトルが加わり、奇妙且つ絶妙ともいえる世界観が繰り広げられています。
著者の筆的技量も相まって、安心して読める作品であるとはいえますが、どうしても設定考証の関係で、先にも書いたとおり
敷居が非常に高い
のはどうにもなりません。
読み手にも知識と理解を要求するのは、レンタルマギカ以上だと思います。
読むときはじっくり、ゆっくりと2〜3度は繰り返し読んだほうがいいでしょう。
それとノウェム、綺麗というよりカワイイですね。
評価:★★★☆