ライトノベル 「SH@PPLE3」

SH@PPLE―しゃっぷる―(3) (富士見ファンタジア文庫)

SH@PPLE―しゃっぷる―(3) (富士見ファンタジア文庫)

『若光の君、男性だった!?』な、なんだってー!?女学院の新聞・青美日報によると、カリスマ生徒会長の淡谷舞姫は男であるらしい。それは事実。僕、淡谷雪国が双子の姉の舞ちゃんと入れ替わっているから。でも、それを知る人はいないはずで。誰が何のために暴いたんだろう?舞ちゃんと相談して、僕たちが出した結論は「入れ替わり禁止」。元に戻れば噂も消えるだろう、という至極まっとうな選択をしたのだけれど、僕は大好きな一駿河蜜さんに会えなくなるのがつらい…。とりあえずガマンだと思ってたら!?蜜さんが舞ちゃんにデートを申し込んできた!?一方で僕は、空舟五中の生徒会長・古葉鳥子さんにからまれ、大きな仕事を押しつけられそう…!


前回強烈な引き(?)で終了した2巻の続き。
名門女子学院の生徒もゴシップは好きなんですか・・・。
というより、古来貴族の女性諸氏はゴシップネタが大好きな様で。
ただ、これは作者がゴシップ好きなんでしょう。

しかし、それがきっかけで学校を元に戻ることになった、舞姫と雪国だが、戻った先で、新キャラがふたりを振り回すことになる。

それに加え胡蝶の宮の執拗な雪国へのラブアタック(笑)
でもその方面のアタックの仕方はどうかと思うが・・・

蜜と疎遠になり相になってしまうと思えば、急接近するし。

人間関係が複雑化してきたが、最後の最後で雪国に女装疑惑が再浮上。
物語が面白かったので、

女装疑惑のことすっかり忘れていた

今回はこれが根幹だったね。
でも、この3巻も面白く読めました。
安定感があって良い作品でしょうね。

評価:★★★★

この物語とは関係ないけど、著者「竹岡葉月」さんのお姉さん「竹岡美穂」さんが宝島社のあの書籍で

2009年のイラストレーター1位

に選ばれました。
おめでとうございます。