ライトノベル『迷走×プラネット』

迷走×プラネット (一迅社文庫アイリス (か-02-01))

迷走×プラネット (一迅社文庫アイリス (か-02-01))

「わたしの名前はルカルタ・ラカルタ。迎えが来るまで暇つぶしさせてくれ」
転校生は…異星人!?
地球調査団として日本に派遣された女団長ルカルタは、留学生のフリをして高校へ潜入。
「キミは俺が必ず守る」と一方的に愛を捧げる部下のノモロをひきつれ、初めての学校生活を満喫&大暴走!
しかしそこに忍び寄る黒い影…地球の未来はどうなるのか!?
破天荒な宇宙人が巻き起こす地球救出ハイテンション・コメディ登場★


紹介文のとおり破天荒な主人公が巻き起こす、ハイテンションなコメディです。
ただし、

主人公破天荒すぎ!!

部下は蹴飛ばすは、無理にサークル作って強引に仲間を引き込むは・・・。
基本、主人公であるルカルタ少尉はハイテンション。
そしてお約束の部下の美青年兵士ノモロ。
こういったキャラは得てっして常識派でブレーキ役なのだが、その性能を如何なく発揮しています。
この2人以外は地球人になるのだが、この2人があまりにもハイテンション過ぎて、魅力とか存在が影に隠れがち。
でもその分主人公の2人は存在感バッチリ。
それで相殺か。

でも、ルカルタは少尉という軍人階級にしては大人気ないなぁ。
最後に上官が出てきたからよしとするが(この上官もなんか妙な人だよ)
スターウォーズを意識したか、随分と奥が浅く軽めな異星人設定(笑)

なんか書いていてダメダメ作品の紹介みたいになったが、読むだけなら面白いぞ。
深くSF公証とか考えないことだ。
故の「一迅社アイリス」なのだから←(それは関係ないだろうと思うが)



評価:★★★☆