さて、日本は本当に就職難なのか?

これだけ世の中、派遣社員切りで問題が勃発し、失業率が上がっている状況だが、実際に働く先は本当にないのかと考えると実はそうでもない。
万年人手不足の職場もある。
農業、警備員他etc
いわゆる現業職(実作業)なのだが、こういった業種は常に人手不足気味との事。
これにあわせるように最近、雇用のミスマッチ問題が表面化してきた。
派遣社員の救済策で、各自治体で雇用の仲介やハローワークなどでクローズアップされるようになってきたのだ。
実はこの業種の違いによる雇用と就労の意識差が浮き彫りになっている。


http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/contingent_workers/?1232416694


実は世の中の派遣切りされた社員は、開発等の業務での契約が多かった契約社員
実際に、この手の現業業務の経験をしているかどうか不安の部類に入るのではないか?
現場側ではいくらでも募っているが、開発関連業務での雇用は抑える企業は極端に多いと言うこと。


私は幸いにも正社員なのでこういったことはないのだが、それでも昔は現場職は経験した身。
働きたくても働き先が見つからないのは、こちらのほうが理由としては深刻だと思う。
働きたい職場がないのだ。
いつでもそうだけど、失業率上昇は、雇用だけ提供すれば下がるというものではない。
今回のことで、政府もようやく分かったと思う。
でも気づくのが遅すぎると思う、これはすでに10年以上前からある話なのだからね。
政治家というのは、一般人の状況を本当に把握しているのか?
ここ5年ほどで本当に痛感している。


さて、日本政府はこの状況にどう立ち向かうのでしょうか。
ゆっくり考える暇はないと思うけどね。