ライトノベル 「SH@PPLE4」mixiより転載

SH@PPLE―しゃっぷる―(4) (富士見ファンタジア文庫)

SH@PPLE―しゃっぷる―(4) (富士見ファンタジア文庫)

僕、淡谷雪国は絶賛夏合宿中。空舟五中生徒会+SEC+青美女学ソロリティによる劇を人力リバーフェスタで披露するため、日々奮闘して、やっと上達してきたところ。いい感じ!と思っていたら!?相変わらず貧乏舌を隠している超かわいい一駿河蜜さんの目の前でなぜか女装することになってしまったり。古葉鳥子さんに告白のフリをしてからかわれたり。なんだか悩んでしまうけれど、まずは劇を成功させないと。ライバルの舞ちゃんたちには負けられない。そんな中、僕の秘密を暴こうとする「X氏」が現れた—。



前回から引き続き夏合宿。
そして、謎の人物X氏の解決編。


正直X氏はあの人だった。
これは予想通り。
3巻の時点でなんとなく分かってただけに驚かなかった。


今回は鳥子の行動が一番目立ち、且つ鳥子の性格や容姿が目立ちましたね。
本当にがんばりましたが、妙に切なくなってしまった。
ファイトだ!鳥子さん。
鳥子さん、今後は重要キャラになってくるのでしょうか?


長船さんが良い人になってしまったのが、超展開っぽく見えたが、改めて思うに、この人は「根は良い人」なんだよね。
自分が悪いと言うことを素直に認め、自分に足りないものがなにか理解し、自分ひとりに責任があると感じた長船さんは、やっぱり良い人だったのだ。
それを、ツンデレ風味だがあっさり許してしまう胡蝶の宮もやっぱり良い人だ。
たぶん雪国が説得したんだろうけどね(笑)


演劇対決も中部連とのいさかいも丸く収まり、女装疑惑もあっさり晴れて大団円の展開だと思ってただけに、最後で大どんでん返しの大波乱です。
まだまだいろいろありそうな物語ですね。


今回も面白く読めました。


評価:★★★★
本人mixiより転載(2008/12/21)