『死神幻十郎−冥府の刺客』

脚本家黒崎裕一郎先生の代表作?
元定町廻り同心「神山幻十郎」がアヘン密売組織に罠に嵌められ死罪となるが、楽翁という男により命を救われ「死んだ人間」として法で裁けぬ悪を斬り捨てる痛快娯楽時代小説。
最近の流行なのか、田沼財政の時代の作品って結構多いね。
今売れている佐伯泰英先生のあの作品*1も似たような時代だし。


本編ですが、ありきたりの商人と役人がらみの賄賂がらみのどろどろした話。
黒崎先生の同著作「闇同心」と違って、こちらはより裏が描かれているし、本当の巨悪も存在するので、面白さではこちらかな。


キャラクター配置が結構大変そうですので、このあとどう続くのか分かりませんが(とはいっても、去年TVドラマになったけどね)続きを読んでみたいと思います。

*1:もちろん居眠り巌音