鋼殻のレギオス 第6話『グレンダンからの封書(てがみ)』

時系列がちょっと狂ったが、リーリンからの手紙が手違いでメイシェンに届く話。
ここで、レイフォンの周りにいる当て馬ヒロインが本妻リーリンの存在を知るわけです。
その手紙はメイシェンからフェリ⇒ニーナと都合よく偶然の出来事を経てレイフォンの元にやってくる。
さて、この3人の下を回った手紙だが、3人が全員重苦しく鬱な展開になっている。
それは超鈍感王レイフォンにまさかの本妻女性遍歴があることに対してのことだ。
そして、メイシェンにいたっては思わず封書ごとくしゃくしゃにしてしまった事もプラスされているが、はたしてこのくらいで鬱になるのか?
これは原作を知らないとまったく分からないだろう。
原作では『3人とも中身を読んでしまっている』ことが、まったく持って描写としてアニメにないことが問題だ。
そして、その手紙の内容も原作では明かされているが、アニメではそれもカットですよ。
『他人宛の手紙を読むのはよくないこと』ではあるが、このシーンはここが肝だけに原作どおりにやってほしかった。
3人とも手紙の内容を知ったために、リーリンに対するレイフォンの依存度合いと、つながりを理解したために鬱になったはずである。
何故そうしなかったのか不思議だ。


他にはフェリの料理シーン。
これは面白かった。
原作にはない、レイフォンの包丁捌きもあったし。
そして、カリアンから雄性体の存在を知らされて、一人たち向かう決意をするところで終わり。


このアニメ、良いのか悪いのか分からない。
狼面集の登場や、今回の手紙の時系列に内容改変。
微妙なところで、本筋を壊しかねない脚色が入っているので、いつもヒヤヒヤさせられる。
それから今週のレジェンドの入り方。
今までにない最高級の微妙感を出した。
なぜあそこの時間帯で入れるかな・・・・・(笑)