ライトノベル『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』

俺の妹・高坂桐乃は、茶髪にピアスのいわゆるイマドキの女子中学生で、身内の俺が言うのもなんだが、かなりの美人ときたもんだ。けれど、コイツは兄の俺を平気で見下してくるし、俺もそんな態度が気にくわないので、ここ数年まともに口なんか交わしちゃいない。よく男友達からは羨ましがられるが、キレイな妹がいても、いいことなんて一つもないと声を大にして言いたいね(少なくとも俺にとっては)!だが俺はある日、妹の秘密に関わる超特大の地雷を踏んでしまう。まさかあの妹から“人生相談”をされる羽目になるとは—。


前から読もう読もうと思っていたのだが、やっと読めました。
冷戦中の兄と妹の話。
妹はいまどきの中学生なのだが、実は極度の「妹キャラ好き」
14歳にして18禁ゲーム持ってるんだからしょうがない。
この作品、兄貴視点で進むのだが、兄貴が一般人代表という感じで、別世界のオタクの世界を表現する様は読んでいて吹いてしまうこと間違いなし。
また、桐乃のオテク友達もキャラが濃くて最高。

オタク友達の桐乃の会話が非常にテンポよくて言いし、それを何気に見守る兄貴は基本いいヤツですね。
特に最後のかっこよさは、やはり兄なのとしてのやさしさがなせることなのか。
そして、読んでいて思ったのだが、実は桐乃はブラコンなのではないか?


これは面白い作品でした。
もっと早く手に取っていればよかったですね。
十三番目のアリスはすぐに読んだのに・・・。
評価:★★★★