『咲-Saki-』を楽しく見るために麻雀を覚えましょう・・・その8

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今回からは、ルール編で『チョンボ』についてです。
麻雀ではイカサマなどが多数ありますが、これらは人としてやってはいけないことで、いわゆるインチキです。
しかし、チョンボというのは、麻雀のルール上でやってはいけないことに当たります。
前者はいわゆる不正行為に当たり、後者は反則行為ですね。
ここでは、後者について説明します。
ちなみに前者は人としての資質に関わる問題なので、やる以前の問題です。
ですから、やらないように。

ちなみに、不注意などによる失敗をチョンボと呼称する場合もあるが、一般用語として使っているこの言葉は、実は麻雀から来た用語なんですね。


それでは、麻雀における代表的なチョンボ付いて解説します。
なお、反則行為ですので初心者だろうと玄人だろうとやってはいけない行為ですので、初心者だから知らないでは済まされません。
これだけはしっかり覚えておくように。
麻雀のやり方とは違い、これは罰則に関わることですから。
代表的なチョンボ行為(反則行為)です。
まずは反則をしたらどうなるか?
罰符を払う
反則が発覚した時点で、ゲームを打ち切り反則したものは罰符(いわゆる罰金)を他の3人に払う。
罰符は反則行為によっていろいろ設定される場合があるが、基本満貫になることが多い。
子が反則したら親に4000点、子に2000点払う。
親が反則したら、全員に4000点ずつ払う。
ガリ放棄
反則内容によってはゲーム続行が可能な反則に多い罰則で、アガリを放棄をすることによりその局でのアガリが認められないこと。
なお、その局のみの扱いがほとんどで、次の局からは復帰できるものが多い。


それでは、具体的にどんな反則行為があるのか一通り解説します。
1)フリテンなのにあがる
これは初心者が良くやる行為だが、初心者に理解するのが非常に難しい反則。
フリテンはいろいろな状況があるので、後述でまとめて詳細に説明します。
簡単に説明すると、麻雀ではあがってはいけない牌というのがあるがそれであがってしまう行為のこと。
これをフリテンアガリと言う。
なお、フリテンアガリをやってしまった場合は基本的に罰符が適用されます。
2)役がないのにあがる
麻雀は組み合わせだけ出来ても、場合によっては役が付かない場合もある。
役がないのにあがることを『役なしチョンボ』と呼び罰則の対象となる。
これも大抵は罰符をはらう。
3)ノーテンアガリ
あと一枚で上がれる状態を聴牌というが、そうじゃない状態をノーテンと呼ぶ。
それなのにアガリを宣言してしまうこと。
これも大抵は罰符をはらう。
4)上がれる牌を間違えてあがった
当たり牌を間違えてロンした場合『誤ロン』などとも呼ぶ。
また、ツモしたとき同じ。
ただし、この場合は手牌を倒して公開するまでに間違いに気がつけば反則になしない場合もある。
ただし、その場合はあがり放棄が適用される。
5)ノーテンでリーチをする
リーチは聴牌した際に『あと一枚で上がれるぞ』という宣言をすることにより付く役。
当然ノーテンでリーチはできないが、間違えてノーテンでリーチした場合は反則になる。
ただし、ノーテンリーチした場合、流局しない限り手牌を倒して公開する必要はないので、そこまでに他の人があがれば、反則でも罰則の対象にはならない。
6)喰い替え
喰い替え禁止の場合は反則になる。
この場合はアガリ放棄を適用することが多い。
なお喰い替えについては後述する。
7)多牌
麻雀は手持ち13枚で14枚目の牌を、取ったり捨てたりするが、間違えて1枚以上多く持ってしまった場合。
これは罰則の対象となり、罰符を払うことが多い。
ただし、1枚多いからって人しえず隠したりする行為は、反則ではなく完全な不正になるので注意。
8)少牌
1枚以上牌を少なく持ってしまった場合。
この場合はアガリ放棄を適用することが多い。


他にもいろいろあります。
たとえば、『牌を崩した』『他人の手牌を晒してしまった』とかなどです。
なるべくこういった行為はやらないようにしましょう。


次回はよく初心者がやってしまう『フリテン』について解説します。