ライトノベル『葉桜が来た夏4 ノクターン』

ラパーチェ事件での責を負い評議員候補の資格を剥奪された葉桜は、さらに高等法院による監察を受けることになる。
 しかし、やってきた稻雀と名乗る軍務省の憲兵はゴシックロリータ風の出で立ちをした、どこかとぼけたアポストリだった。
 そんな折、東京で反アポストリ派議員が暗殺される。裏で<水車小屋>が暗躍し、アポストリに対する感情が悪化する中、恵吾や茉莉花の身にも危険が迫る。
 情勢はきな臭さを増していき、学は覚悟と決断を迫られるが──。

前回、余りにも理不尽な死に方をした居留区警察の人たち。
やっぱりというか、葉桜は責任を追及されてしまった。
まぁ、アレだけの大規模な失策をしでかした割には、寛大な判決であったとは思う。
学は完全に葉桜に心酔してますね。
その葉桜もツンデレツンデレ
エロ本を持っていて、それを見つけたため学に詰め寄ったり。
いきなり部屋に連れ込まれても、うろうろしつつ、色々なこと言う割には微妙にうれしそうだったり・・・。
両者相思相愛じゃん。


さて、今回は事態が急展開を迎える。
ある人が死んじゃったり
ある人が辞めちゃったり
ある人が倒れちゃったり
ある人がある人の正体を知ったり

とにかく急展開です。


そして起こった未曾有の大事件。
それを学と葉桜の二人で立ち向かうのですが、学は意外と賢いのか?
葉桜と組めば、子供ながら何でも出来そうだ。


ただ、今回出てきた稻雀はもう少し協力的な展開になるキャラだと思ったのだが、そこは残念。
結局は灯篭がいいところ持って言ったような感じで終わった。


今回のいざこざで、アポストリと人間の亀裂が決定的となった状況だが、学は全てを駆使して戦うようだ。
次がいよいよ急展開を迎えるこの物語。
クライマックスが近いのか?
学と葉桜は、アポストリと人間を交渉の場につけさせることが出来るか?

それにしても学は成長したというか、大人になったな。
あとはツンデレを何とかすればいいんだけどね。
評価:★★★☆