ライトノベル『ぷっしゅ!2』

蒼宮空乃の身体に生えるボタンを押すことで異次元の存在≪テオス≫と戦うことになった加護原瑞樹。だが今度の敵にはどこか空乃の態度がおかしい。そこには空乃が≪テオス≫と戦う深い理由が隠されていた!?

1巻の余りにも劇的な登場にしては、なんかトーンダウンしたような2巻。
なんていうか
普通の学園ラブコメバトル物
になっちゃったよ。


瑞樹と空乃の諍いごとはいつもどおりなのだが、そう『エロ成分』がすごい落ちているのだw
第1巻の内容から、今回も期待している人には物足りないと思う。
そして、もうひとつ足りないと思ったのが『お馬鹿』な部分。
やっぱりエロネコホワイトタイガーのティグリスの出番が少なかったなぁ。
このティグリスが『ぷっしゅ!』を面白くしているだけに、これは残念だったな。


今回の2巻は瑞樹と空乃の2人の関係についての展開がメインだった。
仲が悪く喧嘩しながらも、お互いを認め合うというのは、この手の作品では王道の展開。
また、空乃の突拍子もない行動が瑞樹を本気で怒らせたり、新キャラの生徒会副会長の妙な横槍などの伏線らしきものもあったが、基本は瑞樹と空乃の二人に尽きる。
今回の2巻では、意外とこの2人の関係は進展した模様だ。


さて、3巻以降はこの2人がどういったことになるのか。
それとティグリスの出番はあるのかw
評価:★★★