ライトノベル『インフィニット・ストラトス』

IS〈インフィニット・ストラトス〉 (MF文庫J)

IS〈インフィニット・ストラトス〉 (MF文庫J)

女性にしか反応しない兵器「インフィニット・ストラトス」(IS)の操縦者を育成するための学校・IS学園。そこでは世界各国から集められた少女たちが候補生としての勉強に日々励んでいる――はずなのだが、男なのになぜかISを起動させることができた織斑一夏は、この学校に強制入学させられてしまう。当然、彼の周囲には女の子ばかり。「世界で唯一ISを使える男」である一夏に、彼女たちは興味津々! 幼なじみの篠ノ之箒をはじめとしたクラスメイト(少女限定)に囲まれた、一夏の波瀾万丈のスクールライフが始まる!?

ハーレムもここまできたか! 
メカとハーレムとツンデレ大会な作品。
とりあえず、MF公式の紹介文に見事につられた私です(バカな大人だw)
すげぇ〜〜強引な設定に加えて、登場人物(ヒロイン)たちがすでにフラグ立ってます状態。
ライバルに幼馴染・・・・しかも幼馴染は1号2号ときたもんだ。
1号は9歳で引っ越してしまい、その直後に2号がやってくるので、交代劇がまるで仮面ライダー1号2号みたいだw
幼馴染同士とはいえ面識がないので、基本主人公を通さないとお友達ではないという状況。
そして、ヒロイン達が揃いも揃ってツンデレだな。


物語は女性にしか操縦できないメカ(IS)を、なぜか操縦できる唯一の男が主人公。
そのため立場上いろいろ問題があって、女子しかいないISパイロット養成学校に入学するはなし。
物語では、これと言って暗いところやシリアスがほとんど存在せず、コメディとハーレム形成とエロ成分で成り立っていると思っても良いだろう。
冒頭で少し導入部があるのだが、いきなり女子学園に入った主人公視点で物語が始まったと思える。


また、この女子高にいる女性はみんな男子免疫が少ないため、唯一の男である主人公に興味ありというご都合主義。
そして次々起こる微妙な展開で主人公のフラグは早くも最高潮に。


バトルとか、恋愛とか、メカとか色々織り交ぜてはいるが、基本つくりはしっかりしている。
設定はかなりキテイルとは思ったが、MF文庫Jでは秀作に入るのではないでしょうか。
悪くはないと思います。
評価:★★★