陵辱系ゲーム販売、製造 一斉に禁止の方向へ。

「凌辱系」ゲーム、製造・販売禁止へ
例のゲームが亡国の議会で問題になったことをうけて、パソコンソフト関係の自主倫理規定を定める委員会が『陵辱系ゲームの販売と製造を禁止する』方向で決定した。


さて、えらいことになりましたが、一言で済ませると
『余計なお世話だ』
ということかな。
ただ、今回の措置は特に問題にもならないし、私個人としては無難な対応だと思う。
厳しいのは、この手のゲームが好きな人とこの手のゲームを作っている業界だろう。
リンク先にも書いてあるが、1〜2割ほどがこの系統のゲームらしい。
エロゲー産業がどのくらいの規模の産業か調べようとしたが、いい参考資料が無かった。
まぁ、それほど小さい業界ではないだろうが、馬鹿でかい産業というわけでもないだろう。
そのうちの1〜2割だからタカが知れるのかもしれない。


ただし、今回問題は2つある。
一つ目は『この手のゲームが国内で流通することを問題視したことが無かったのか?』ということ。
基本的に18禁という規定を設けているが、はたしてどこまで押さえられているのか?
結構甘かったりしてたのでは?
そういう構え方がまずかったのではないかと思う。
いずれ外圧で潰されてしまうと思うなら、徹底してだめなものはだめという倫理基準を設ければ、ジェット機で14時間も離れているはるか遠い国から、さらには北米を経由して文句が来なかったということもありえる。
つまり、一応国内において倫理を通して規定を守っているから大丈夫と考えた結果、どこからか外国に流出してこんなことになったのだろう。
英国は結構保守的なところがある国だから、この手の表現には敏感だぞ?
イタリアみたいにおおらかじゃないからな。
日本を飛び出せば、思想や風紀が違うのは当然で、インターネットのこのご時世、こういった表現に関わることは国内だけ気にすればいいという時代ではないのかもしれない。


そして2つ目の方が問題だと思うが、『外国の言いなりになっている』ということだ。
この日本という国は、どうも自国のプライドというものが無いようだ。
だからといってこの陵辱系ゲームを正当化するつもりはないが、何でもかんでも言いなりになってないか?
政治家がまずこの傾向があると思われる。
何でもかんでも外国から指摘されて『そうですね』と答えて、挙げくの果てが全国民を巻き込んで法改正だ。
先日の国籍法改正もそうだったよね。
陵辱系ゲームがいいとは言わないが、その指摘した英国という国は現実の性犯罪発生率が、日本の10倍以上だ。
しかも、日本と違ってアノ国はエロビデオにモザイクはないし、子供に無修正の性教育ビデオを見せるのだ。
日本って実はものすごい性犯罪の発生率が低い国である。
それでも性犯罪はあるのでこれはこれで許されることではない。
また、エロビデオやエロゲーが性犯罪を抑えているのかというと、これも根拠はない。
ただ、そういった国に限って『このゲームが性犯罪を増徴させるのだ』と言いがかりをつけて、今回のこのような結果になったのだ。
素直に『お前らの国の陵辱ゲームとか、ロリコン産業がうちの国の性犯罪を増徴させているから、頼むから辞めてくれ』ということは決して言わない。
これも本当かは怪しいが、結局はどこの国もどこの人も自分の利益しか考えないからね。
ということは言いなりになる日本人の利益って、『言いがかりを避けるために、事なかれをつらぬく』ということかな。
これはこれで自分達にそれなりの利があるねw。
情けないことだが・・・。
ということで『余計なお世話だ』と最初に書いたのだ。


こんなこと続けていると、『うちのミサイルは衛星だから破壊したら、あんたらの侵略行為だ』と言われて、『ハイ、そうですね』とか言い出しそうで怖い。
極端な話だが、この両者の内容は似たようなことだよ。
だから今回は措置としては無難な対応だが、その前にまず英国と米国にこの内容のゲームが流れないように法を作ったりするところから始めるべきだったんじゃないか?

外国が文句を言う⇒『すみません、国内法改正しますから』⇒●●禁止にしましょう

こんなことばっかり繰り返しているんですよこの国は。
じゃぁ、英国議会が『日本の陵辱系ゲームは、性犯罪者の性欲を削る手伝いをしていたことが分かったから、ぜひとも販売するべきだ』といったら、国内法改正するのか?


おかしいと思うよね?


いまの日本って、こういう状況です。
いつまでもこの状態だと、本当にこの国に未来は無いぞ。